鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

まず、地図を見て考える2

 まあ、そんなお茶目な所のある朝鮮族の皆さんなのですが、それはともかくとして、今また当時と同じような、何やらきな臭い雰囲気が朝鮮半島に漂いつつあるのですが、どうも半島の下の方々にはその自覚がないような気がします。いわゆる反日反米、特に彼らのその反日の度合いには、我々日本人からしてみれば「よくもまあ、そこまで…(溜め息)」と、半ば呆れ半ば感心してしまうぐらいの激昂を見せる彼らは、目先のことにばかり右往左往するばかりで、現在自ら…韓国のおかれている状況には故意に見えない振りをしているとしか私には思えません。得意の現実逃避の「ファビョーン!」なのかも知れませんが…orz。

 まあそれはともかく、現在、世界番長たるアメリカの米軍は大規模な再編を敢行中であり、将来、万が一の中国の太平洋への進出に備えて、沖縄の米軍基地の一部機能を、その位置的には太平洋のフィリピン海を望む、後方基地ともいえるグアムに移転する方向で動いたりしているのですが、この基地が単なる後方基地で終わるか、小笠原や硫黄島などを含めた防衛ライン化するかは中国の今後の出かた次第でしょう。しかし、この米軍の動き自体が、私には朝鮮戦争前の頃の状況と酷似しているような気がしています。あのときもアメリカは、ランドパワーの太平洋への進出を断固として拒む、防衛ラインを堅持する姿勢は見せる一方で、朝鮮半島については、まさに故意とも思えるような武力の空白を生じさせました。

 勿論、それらの動きは…その可能性は少ないのですが…ただ単なる偶然の可能性もありますが、共産主義同盟のランドパワー…ロシアと中国に対する「北朝鮮への軍事的制圧を行わない」というアメリカの意思を体現しているのかも知れません。更には、地球の反対側のグルジア南オセチア紛争にロシアが神速で対応したように、ロシアの主力は現在ヨーロッパ方面に展開しており、中国は人民解放軍北朝鮮国境付近に展開しているものの、ロシアにしても中国にしても、金正日体制の崩壊は許容できてもバッファ…民主主義連合に対する「緩衝地帯国としての北朝鮮は残したい」という線で、アメリカはすでにロシアと中国に話を付けているのかも知れません。どうも地図を見ていると、私的にはそんな気がしています。

 軍事的に見るのであれば、米軍は、確かに朝鮮半島上の軍事的コストを低下させる…すなわちパワー…武力を朝鮮半島上から、著しく低下させる方向に傾いているわけではあるのですが、それでも、肝心の対馬海峡については、在韓米軍と在日米軍、そして日本の自衛隊基地によって二重三重に深く縦深的に守られている…つまり、堅持する姿勢を、ロシアや中国に見せつけているわけです。万が一、あの朝鮮戦争のような南進が突如行われても、現実問題として、北朝鮮が行うであろう旧兵器による人海戦術は、米軍の持つ近代兵器による…航空機を主体としたハイテク戦の前にはひとたまりもないのですが、だからといって、かの国の…韓国国民が、現在のような反日反米に酔って現実逃避しているとするならば、私的にはとても正気の沙汰とは思えません。

 米軍の一連の動き、我が国日本の動きから読み取れることは何かといえば、別に、我が国やアメリカにとっては、朝鮮半島の我々民主主義連合側の共産主義同盟に対するバッファ…緩衝地帯は、反日反米気運の高い現在の韓国でなくとも別に構わないわけです。こういうことをいうと、また、突拍子もないことをいっているように思えるかも知れませんが、現在の韓国は、前任者の負の遺産によって経済的にも破綻の一歩手前にあるわけなのですが、これに対する我が国やアメリカの支援の手は一切差し伸べられてはいません。なぜならば、別に反日反米の国など我が国やアメリカに特には必要なく、要は、最悪でも対馬海峡さえ押さえられれば、我々にとっては、非常に高いコストを支払ってまでも反日反米の韓国の延命を望んではいないからです。

 違う視点から半島を眺めると、ロシアや中国にとっては、民主主義連合に対する経済格差から北朝鮮という緩衝地帯国がぜひとも必要なのですが、別に、瀬戸際で狂い踊る上に迷惑ばかりかける金正日体制は必要とはしていないのと同じ理屈です。反日反米とはいえ、一度民主主義の自由を謳歌した現在の韓国国民は、現実に、新たに共産主義に転向させるには非常高いコストが要求されますし、一昔前の民族浄化のような、コストは安いが非人道的な国家運営は国際世論上も現在はほぼ不可能ともいえます。ロシアや中国にしてみれば、あくまでも現状を維持することがまず最優先であり、北朝鮮という緩衝地帯国は絶対に必要ですが、国さえ存続できれば今の金正日体制は別に滅んでも良いわけで、まして、民主主義の自由を謳歌した韓国国民とデフォルト…破綻一歩手前の韓国など、その後のコストが高すぎて欲しくもなんともないわけです。

 長くなりましたので、今日のところはこの辺で…ではm(__)m。