鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

風は吹くのか

 田母神俊雄氏の例の論文が表沙汰となり、ほとんど即座に、麻生内閣は氏を更迭しています。民主主義政治は、法に則って基本的見解を継承することが基本ですから、麻生内閣としては、例えあの村山談話が我々国民の過ちで生み出された歪んだ歴史観に基くものであろうとも、それが国民の意思…民意である、あった以上はそれを継承せざるを得ません。何せ我が日本国は、民主主義の法治国家ですからね。

 それが、我が日本国が、独裁や人治で事実を歪めてきた国家群との違いを明確に表すところでもあるのです。逆にいうならば、強い民意…国民の意思が現政権を熱烈に支持応援するのならば、我が日本国は、あくまで民主主義の国ですからあの歪んだ歴史観に基いた村山談話なども否定したり、修正したりも出来るわけです。つまりは、結局、我々国民の燃え上がるような強烈な民意がない限りは、どんな政権であろうとも、先の見解をそのまま継承するしかないのです。

 それゆえに、麻生内閣は、氏をすばやく更迭するほかにはありませんでした。あの段階では、外交的に中韓との間に波風立てることはあまり得策ともいえませんし、また、その一部特定勢力の狗の面々ら…特に野党各党やマスコミに格好の餌を与えるがごときことは、微妙な国会運営上も、けして望ましい事態とはいえなかったからです。そのやり方が、組織上の規範を明らかに逸脱したものなのですから、むしろ更迭は、ある意味では温情的ともいえます。普通なら即辞任辞職でしょうしね。

 どうして、いつまでも我が日本国に、自分勝手な歪んだ歴史観を必死に押し付け、そして、執拗なまでの浸透戦略を延々繰り返してくるだけの、かの国々との外交にそこまでの配慮をするのか、という疑問もありましょうが、虚心にかの国々との関係を見つめてみれば、おのずと答えは導き出されます。要は、かの国々は、我が日本国にとっての利用価値が非常に高い国々であるからです。この世界恐慌の状況下において、経済的に見て、かの国々ほどしゃぶり尽くしがいのある国家というものもありません。

 よく、ネットでは「鵜飼」と「鵜」の関係になぞらえて語られるのですけど、我が日本国は、かの国々向けての消費財…商品の輸出よりも、資本財…生産財ともいいますが、原材料や部品である中間財と、そしてそれらを加工し組み立てる生産設備である投資財の輸出の方が圧倒的に多いわけです。聞くところによれば、我が日本国の資本財対消費財の輸出割合は、2007年時点で7対3ほどの開きがあるほどなのです。これは、我が日本国が、すでに他の追随を許さない高度な生産技術を持ち得たからこその結果です。

 皆様も、もうご存知のとおり、かの国々は徹底した愚民教育が大々的に実施されている上に、さらに、人治で運用されるその法も我が日本国とは違って国民を保護するのではなく逆に縛るためのものです。自然そういった世界では、限られた利益を吸い上げ支配するだけの僅かなエリート階層と、そして、そのエリート層に搾取され続けるだけの圧倒的多数の貧民層とに分かれます。ま、韓国の場合、腐っていますが民主主義だけに、中国に比べてだいぶマシではあります。それでも、しょせん程度の差でしかありませんけどね。

 当然のごとく、そういった国々では、その国の国民はどうしても刹那的に生きてしまいがちです。なぜなら、日々の生活すらも安定し難く、明日をも知れないようなリアルなサバイバルの環境の中では、自然に、ものごとを地道に時間をかけて積み重ねることよりも、より過激に、そして徹底的に行動した方が…つまり「奪う」方が生き延びる可能性が圧倒的に増えるからです。自然、人々の間ではその場限りの嘘が横行し、また、その行動もより暴力的となり、反面、強いものには無条件におもねる人々が氾濫します。民度的にはもう最低ですね(笑)。

 そのおかげで、かの国々では、高度な技術が極端に育ち難い環境がすでに出来上がっており、また、それゆえにかの国々では、我が日本国からの高度な生産財を輸入する他に経済発展の道がありません。つまり、かの国々で生み出される数々の輸出消費財…商品は、我が日本国の高度な技術品…生産財抜きにはその輸出経済自体が成り立たないのです。なぜ、かの国々の経済がネットで「鵜飼経済」などと揶揄されるかがわかるでしょう。経済活動の、その根幹を成すべき生産財を他国に頼ることは、その消費財で得る利益の根幹をも売り渡すことと同義なわけです。まさに鵜飼の鵜です(笑)。

 勿論、かの国々でもこの程度のことは重々承知なのですけど、その技術の育ち難い環境を変えるには、一部のエリート層が持つ既得権益を大きく脅かす危険を犯さねばなりません。彼らは長年、多くの国民を騙すことによって、現在の歪んだ搾取の体制を築き上げてしまいました。その歪んだ構造を改革することは、他の誰でもない、彼ら一部のエリート層こそ最も激しい痛みに耐えねばならないわけです。彼らのような存在は、他人の痛みはいつまででも平気ですが、自らの痛みには、もう一瞬たりとも我慢ができるものではありませんからね。

 それだけにかの国々は、我が日本国のように、技術をゼロから育て上げるような当たり前のことがいつまでも出来ないのです。そもそも、技術を育てるべき肝心の国民の多くが基本的に愚民な上に、その環境は、国民を刹那的で即物的な至極安易な生き方を選択させやすく、また、その環境下であるからこそ、一部のエリートの支配層の既得権益を強固に守られるのですから、かの国々の国民的にはもう最悪ですね(笑)。愛する祖国に生きる限りは、どこまで行っても出口はないわけです。まあ、だからこそ、かの国々では、「愛国一番、出国二番」などの軽口が流行るわけです。

 ま、かの国々が今のままである限り、かの国々の経済発展は、我が日本国の更なる経済発展に欠かせないものでもあるわけです。まったく、ありがたいことです。彼らに出来ることは、技術のアイディアを盗むことが精々で、その高度な技術自体は相変わらず少しも身に付かない時代が続くわけで、真の経済発展にはほど遠い状況が延々と続くわけです。軍事力では日米同盟に及ばず、また、経済力でも我が日本国一国に敵わないと来れば、残る希望は浸透戦略しかないわけですが、昨今では、ネットのためにその浸透戦略さえも危うい状況にあります。

 経済的奴隷であるかの国々においては、今後も、今のままで我が日本国の更なる経済発展に大きく貢献して欲しいものです(遠い目)。なにせ中国などは、全体の八割を犠牲にする酷く歪んだ経済モデルですが、単純に考えて、後の二割でも人口は二億六千万ほどの規模になります。軽く、我が日本国の倍の市場があるわけで、今回の世界恐慌によって多少縮小しても、まだまだ十分旨みがある上に、共産主義国では組織的汚職が後を立たず、富める者はどこまでも富み、貧しきものはどこまでも貧しくなる超格差社会です。

 まだまだ、かの国々からは、至極合法的に多くの富を搾り取ることができるわけで、国益を尊重する麻生内閣としては、あの段階で早期に外交的サインを発するためにもとにかく即断する必要性があったわけです。ま、今後、事態の進行具合によっては、ちょっと状況に変化が生じることにもなりましょうが、それは、やはり今後の国会次第となるでしょう。ああ、良い風が吹くと良いなぁ〜♪(遠い目)。ではm(__)m。