鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

今こそ

 先日のカウンセリングで増量された薬が効いているのか、ここ最近の、鬱の私にとっての天候不順は相変わらずですが、それでも、あまり寝込む事もなく、また、気分的にも以前よりは随分と持ち直してきているのですけど、やはり、調子が良かった頃には遠く及ばない状況です(溜め息)。まるで、それを見透かしたように日々進行する物事を、薄らボンヤリする頭を抱えてただ眺めている状況です(笑)。

 一番大きな物事は、勿論、北朝鮮が…私的にはペテンに過ぎない…あの2度目の核実験を行った後も、キャンキャンやたらと吠え掛かってみたり、ちぃちゃなミサイルを警戒レベルを上げた米韓軍の展開する黄海ではなく、日本海側にのみ幾度も発射するなど、彼らの、その性根が透かし見えるような、そのいかにも肝の小さな振る舞いが連日報道されてはいるのですけど、結局、中朝国境が普段どおり閉鎖もされず、また、人民解放軍が鈴なりに待機する事がない限りは、まだまだ本番ではないでしょう。

 ま、私的には、北朝鮮が滅んで一番困るのが、直接民主主義国家と国境を接する事を嫌う中国とロシアであるわけで、彼らは、現在注力したい方面…中国は台湾や尖閣諸島のある南方へ、ロシアは緊張高まる欧州、東欧方面へ…への軍事力を北朝鮮が崩壊した場合にはその国境に割かねばならないからで、軍事用語で言うところの、いわゆる「二正面作戦」の愚を犯す事を何よりも嫌っているわけです。軍事的に、質より量の名残が今なお色濃く残る両軍では、西側の軍の質に対抗するに量しかないわけで、現在の厚みや配置を変えたくないわけです。

 勿論、ロシア軍は万一に備える事と、「核実験をした」と主張する北朝鮮を、同じ共産主義同盟の一員として「核有事に備える」と称して緊張を高め、さり気ないアシストをしているのですが、これはやはり、中国ほどの外交的な太いパイプを今や、ロシアが持ってはいない、その証左ともいえるでしょう。ぶっちゃければ、ロシアのこの行動は、先を読むだけの確証のない者の行動で、どちらに転んでも良いように備えつつ、外交的サインを送って接触を求めているのです。接触すれば、とりあえずはその感触から判断材料が増えるわけで、現在、ロシアはそうまでして判断材料を求めているわけです。

 かたや中国は、今回、中朝国境付近は普段と変わらず放置し、同時に、自国メディアを通じて、「北朝鮮への非難」というかなり直接的なサインを発しています。ま、その報道の中でそのままぶっちゃけてますけど、「いい加減にしろ」とか「付き合いきれない」と明言しているわけですね(笑)。そしてこれは、外交的なサインとすれば表向き北朝鮮の「瀬戸際外交に」とも見えるわけですが、同時に、見せかけだけの「そんな茶番に」とも受け取る事ができるのです。比較の問題ですが、ロシアに比べれば、中国は北朝鮮の命綱の「物資の輸入」を握っている分、それによって知りうる判断材料は多く、世界で一番かの国の実情を把握しています。

 もし、本当に核の危険がある場合に、または、その可能性が高いと判断できるその場合には、恐らく、中国は実際に、渋々ながらも現実的な危機に対応した行動を取るでしょう。しかし、現実に中国は、どれほど北朝鮮がキャンキャン吠えようとも、相変わらず、中朝国境はそのまま放置のままです。中国にしてみれば、南方に注力したいこの時期に、下手に人民解放軍を動かして北朝鮮崩壊の尻拭いや問題を積極的に抱え込みたくはないのでしょう。勿論、その崩壊自体は忌避するものですが、それでも、本当に戦争状態となって崩壊するのならば、その可能性が現実的に高いのならば、迷わず、中国は民主主義国とのバッファ…緩衝地帯を造るべくロシアのように動くはずです。

 ま、いつものように私的な妄想なのですけど、或いは、中国は安保理採決を待って、侵攻すべきときは「国連軍の一員」として世界の各国のコンセンサス…アメリカやロシアとの合意の上での旧北朝鮮領の分割統治を考えているのではないですかね。我が日本国とすれば、これほど有利な状況は他には滅多にありませんから、懸案山積みの安全保障面で、ここ一番行けるところまで行ってしまうのが上策でしょう。ま、さすがに限度はありましょうが、それでも、北朝鮮の国家的なその特殊性や金正日の立場を鑑みれば、すでに退くに退けないある一線をかの国は気軽に越えてしまいました。

 ………あれから、前回核実験から3年…思えばよく持ちこたえましたけど、いよいよそのときが近いのでしょうね(遠い目)。ここはあくまで冷徹に、どこまでも我が日本国の国益、ひいては全日本国民の利益こそを追求すべきときでしょうね。こんな状況は、そうそう滅多にありませんからね(笑)。ではm(__)m。