鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

彼らこそ正真正銘の(笑)5

 何やら昨今では、すっかり国会議員の世襲が、いつの間にか問題視されているのですけど、確かに、世襲議員には私から見ても問題のある議員がいるのは確かですが、その反面、正真正銘無能な議員や金と権力の狗の政治業者らに嫌われるような人物、小泉、安倍、福田はともかくとして、次いでタロサ…麻生太郎氏などの我々国民にとって共感できる信念の政治を行う、かつて行った人物も輩出しています。

 昨今では、小泉改革の緊縮財政を批判する声が大きくなりつつありますが、当時、現在以上に政界は、無能と金と権力の狗の渦巻く状況の有り様であり、彼らは一部の既得権益層や特定の勢力ににおもねるだけで、今よりももっと我々、日本国民は真実かえりみられることもなく、また、今以上に搾取され続けた挙句にその金は無駄に肥大した、一部の既得権益を持つ人々の中でだけ、社会的には酷く効率の悪い消費がまかり通っていた時代でした。

 少なくとも、小泉純一郎という人物は、我が日本国に寄生するだけで、無駄に日々金を自らのためだけに消費し続けるだけであった、日本国民を省みない一部特定勢力の組織的な縮小、与党である自民党からの排除によって特権の彼らからの剥奪に、真正直に「痛みに耐えてくれ」と訴えた上での国民的支持を背景にして、5年あまりの歳月をかけて成功しています。勿論、私も「国債を刷れ」を読んでいますから、政府の借金が民間の黒字という理屈は理解していますが、では、いわゆる小泉以前の時代、或いはその初期にそれを仮に行ったとして、現在ほどに民間を潤す政策を、当時の政界が行えたかといえば


それは無理だね(´・ω・`)


としか思えません。

 無能と金と権力の狗が今以上に渦巻く政界とそのリーダーたち、ぶくぶくと、文字通りどこまでも肥大し続ける国家公務員と地方公務員組織、利権を貪るにやりたい放題であった状況や、それを自らの利得のために我々の目から隠し続けてきた日本マスコミなど、確実に今以上に、下手な財政出動などしようものなら生肉に群がるピラニアのごとく、彼らは、我々日本国民から見れば無駄としか言いようのない使い方…支出に奔走したでしょう。それゆえに、小泉元総理は、彼らの組織縮小と政治の実権の剥奪に…つまり、組織の縮小による緊縮財政と抵抗勢力の政権与党からの排除を目指し、ほぼ、5年近くをかけてやっとそれに成功しました。

 実際、その政権末期になってやっと、小泉元総理は自らの思うような政治を行う状況を作り上げたわけで、それまでは、様々な敵対勢力との権力闘争に明け暮れ、費やされた時間といえます。逆にいうならば、それだけの闘争の期間をかけて初めて、日本社会に、日本国民に寄生するだけの無駄な部分をある程度の予算枠までは絞り込んだわけです。当然、絞り込まれる側の勢力は随所で抵抗を見せ、組織的なワーク・シェアや人員増加による効率の追求よりも、単に組織の縮小によって、また、日本国民への国家的なサービスの低下をさせることによって、自らの利得をこそ必死に維持しようとしました。

 そういった連中の好んで使ったロジック…論理が、舛添大臣が好んで使い、公務員給与削減に反対した


「優秀な人材が来なくなる」 


というヤツなのですが、そんな舛添大臣は5月19日、新型インフルエンザの渦中での会見で、いつまでも特定されない感染経路と感染源について記者からの繰り返しの質問を受け、ややキレ気味に以下のように述べています。


「人が足りない」 


 ご本人は、これが何を意味するのか判ってないのだろうと思いますが、つまり、民間では過労死の出ている、その平均給与の2倍あまりの高額給与を得ている厚生労働省の人材は、自ら組織的縮小し、国民サービスまでも低下させた挙句に、民間の2倍は働くような優秀な…というか、まるでスーパー・マンのような連中ではないわけですね…ちょっと無理があるかもしれませんが(笑)。当然、過労死は優秀な職員揃いの厚生労働省の管轄であり、企業の監督不行き届きによってそれが起こっている以上は、本来、民間の2倍…少なくとも民間割合を上回る過労死が厚生労働省内でも起こるのが自然ですが、勿論、そんな話は聞きません。

 優秀な人材を集めるために公務員の高額給与削減を反対する人物が、その同じ口で、もの凄く働くはずの優秀な人材揃いの巨大省庁が人員不足である旨述べるのですからお笑いです。民間平均の2倍あまりの高額給与は、現場でリアルに命を張っている警察や消防、自衛官よりも高額です。勿論、安い給与であるならば、マン・パワーの物理的な増加での効率化はその評価される能力上からも許されもしますが、現実に、一般の我々から見れば目を剥くような高額給与を手にしながら、「今のままでは業務が満足にこなせない」とは口が裂けても言ってはダメでしょうね。なぜならそれは、受け取っている高額給与に見合う働きができない事を、自ら宣言しているようなものだからです。こんな言葉が口をついて出る辺りが、舛添氏のその本質を物語っている気がします。まさしく、日本マスコミや野党各党の連中と同類です(笑)。

 ………かなーり強引な気もしますが(笑)、国会議員の世襲については、問題の本質はそこにはない気が私はしています。要は、口で言う事と実際の行動が伴わない連中が現在議員である事こそが問題であり、世襲か否かは些細な事だと思います。元々、人の世は公平なものではありませんし、また、財力に恵まれているからこそ受け継がれる伝統や礼儀作法、知識や独自の視点も存在します。それらが政界に必要不可欠とは思いませんが、それでも、社会の多様性や可能性を拡げるものでしょう。元左翼の私からすれば、今回の世襲問題の件は、共産社会や社会主義の伝統の破壊や無秩序な倫理の解放に通じるものを感じます。財力のある者たちだけで構成された政界も問題ですが、同じように、持たざる者たちだけで構成される政界も気持ちが悪いです。特に、


正真正銘の無能


や、


金と権力の狗


の連中が賛同している時点で私は賛同できません。彼らは、今後未来に登場するだろう、自らの障害となり得る第2の小泉とか、安倍、麻生などを今の内に駆逐したいのでしょう。そう考えると、現在の世襲の問題化とその争点化には色々と納得できる気がします(笑)。下衆な連中の考えそうな事ですしね(笑)。

 それにしても、すでに「官の格差」などといい始めている連中がいる事が気になりますね。公務員と准公務員との格差を問題視しようという動きですが、小泉以前の「無駄に大きい政府」に回帰せん、と企んでいる連中が居るのでしょう。公務員を減らし、准公務員を増やす事は、すなわちルーチン・ワークの日常的窓口業務や書類仕事の人材と、立法や企画立案、調査や意見・要望の拾い出しなどなどのキー・ワークに業務をわけて区別し、それによって組織の効率化を真に目指すものなのですが、これはルーチン・ワーカーとキー・ワーカーとの間での緊張状態を作り出し、それによって業務の促進を図るものでもあります。小泉元総理が目指したものなのですが、早速、それをぶち壊しにかかっているわけですね。そもそも、准公務員給与であっても、不況の現在ならばなり手に困る事はないでしょう。民間平均の方が明らかに低いですしね。連中の罠に、むざむざハマる事のないよう、我々、ひとり一人の国民の監視がこれからも必要です。ではm(__)m。