鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

彼らこそ正真正銘の(笑)10

 久し振りに、昨夜は友人らとの酒と他愛のないよもやま話に華を咲かせたのですけど、最近は、いよいよビールの美味しい時期にもなり、いつもの白鶴の山田錦の前に軽く二本ほどを飲んだのですが、最近は、以前と違って黒ビール…しかもエビスの黒が販売されているのを今さらながらに知りました。で、日本酒の前にそれを頂いたわけですが、やはり、私的には発泡酒や第3のビールとかよりも、こちらの方が遥かに美味いと思えます。ま、当たり前の事なのかも知れませんけどね(笑)。

 そのときの話の中で、ここ三日ほどのブログのエントリーで小泉政権の「緊縮財政」を突然取り上げた理由について尋ねられたのですが、私的には、廣宮孝信氏による「国債を刷れ」に衝撃を受けても居ますからその主張には大きく頷けるのですが、その一方で、それ以降にネットで見られるようになった無批判の「財政出動」礼賛の雰囲気や、小泉改革の「緊縮財政」のその意味を早くも忘れ去ったかのような一方的な批判による、小泉改革への「あれは誤った改革であった」といわんばかりのイメージ・ダウンを狙っているかのような動きが随所で見られるようになったからです。

 最初は私も、ただ単に、


みんな、もう忘れたのかな?(´・ω・`)


と、漠然とそれらの動きをただ見つめていましたが、次第に、その動きが小泉改革の否定へと収束されて行くの感じ、そこに、第三者の意図を感じるようになりました。小泉改革の「緊縮財政」には、すでに前回まで述べましたように、政権与党である自民党からの「組織的既得権益」利権を擁する、一部特定勢力におもねる有権者ら全体、国民全体の利益をかえりみない政治業者らの排除のため、その勢力の源となる「汚職と搾取の循環システム」のこれ以上の肥大化を阻止し、さらに、「緊縮財政」によって流入する金をしぼる事で肥大化の負の連鎖を反転させ、縮小の連鎖に追い込む事でその勢力を弱める事にありました。

 勿論、「卵が先か、鶏が先か」の異論もありましょうが、私的には、当時の「抵抗勢力」と呼ばれた人々の力の源といえる「汚職と搾取の循環システム」をそのままに、巨額の「財政出動」によって例え国民が潤ったとしても、それは同時に、「汚職と搾取の循環システム」への金の流入をも増やす事に他ならず、そうなれば、それによってさらに力を付け、金と権力を蓄えた「抵抗勢力」は、肥大化した「汚職と搾取の循環システム」のさらなる肥大化によってさらなる金と権力を蓄えん、とする事が明らかでもあります。勿論、我が日本国は民主主義の法治国家ですから、三権がきっちりと分立している以上は、小沢一郎氏のようにどこかで摘発されて、中国やロシアのようには悪循環に陥る事はありません。しかしこれも、金と権力の肥大化が進んだ結果、それが損なわれて有名無実化する恐れも現実にあるのです。

 というか、わずかに八年ほど前に始まった一連の日本政界の政変を、ある一方からだけ切り取って加工して見せ、誤った方向へと誤った情報で国民を誘導する事は彼らの常套手段であり、かつて、彼ら同様に金と権力の狗の一員であり、他人よりも遥かに疑い深いこの私に、ここ最近のネット上のそれらの動きを「疑うな」という方にこそ無理があるというものです(笑)。その意味では、あの「国債を刷れ」の中で、国別の公務員数割合が日本が世界で最低に少ない事には触れながら、その一方で、国別の官民給与格差割合(日本が世界最高です)には全く触れなかったり、小泉改革の「緊縮財政」批判はするものの、その一方で、日本国中に今も存在している「汚職と搾取の循環システム」に、「財政出動」によって交付される補助金流入し、また肥大化の負の連鎖が始まらぬように我々日本国民に注意と監視を全くうながさない廣宮孝信氏が、実は「金と権力の狗の一員でした♪」としても、私にとっては何ら不思議ではありません(笑)。

 我ながら、


歪んでるなぁorz


とは思いますけどね(笑)。実際のところは、単に、小泉改革のその意味を本質的に理解していないだけなのかも知れませんけどね(笑)。しかし、それはそれで、あの「国債を刷れ」で散々歴史上の事例を引き合いに出していたのに、ほんの8年前ぐらいの一連の動きによるその結果を一面的にしか見ていないのも、さすがに


どうよ?(´・ω・`)


とは思いますけどね(笑)。ま、やはり、「それを知っているか、いないか」以前に、身近にその現実を見ていた者と、そうではない者の違いなのかも知れません。物事に関する見方と考え方は、その個々人の経験に負うところ非常に大ですからね。

 そもそも、小泉改革の「緊縮財政」を批判するぐらいなら、その「痛み」を少しでも軽減するために為替の介入まで行って政府が作り上げたあの「輸出バブル」を、「経営」という、その本来の役割をかなぐり捨てて、国民から「搾取」する事で国内市場を単なる「金儲け」で貪りつくして荒らした末、単に「蓄財」にのみに邁進し、不況に見舞われるまで莫迦みたいに拡大に走った末、人員削減してさらに巨額の赤字を叩き出すという、単に「経営」に失敗した世の多くの「経営陣」らや、その過程での「派遣バブル」に酔い痴れて利益を貪るだけ貪った挙句、その後は、不況の到来と共に派遣労働者らを単に路頭に迷わせるだけだった「派遣業者」に、それらからの利得上納があったのか、真実無能の巣窟なのかは知れませんが、国内市場を健全からほど遠い状態のままに放置して、指導や管理監督する事もない上に、いざ「派遣切り」の状態に陥っても、やる事成す事全て後手に回る醜態をさらした「厚生労働省」をこそ非難すべきでしょう。

 彼ら3者が、揃いも揃って本来のその役割を果たさなかった事が、ここまで、我々日本国民が現在の窮状に追い込まれたその主要な原因であり、小泉改革の「緊縮財政」そのものが、まるで全ての原因であるかのような批判は、この日本社会の真の問題から目を逸らし、我が日本国の未来に重大な禍根を遺すものでしょう。要は、小泉改革のその本質を、自らの利益のために歪ませた有象無象の


金と権力の狗


の連中が問題なのです。私は、そう考えています。ではm(__)m。