鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

彼らこそ正真正銘の(笑)50

 酔っ払ってキッチンで転び、頭から突っ込んで、いわゆるパチキ(頭突きの一種)で冷蔵庫の扉を凹ましました。結構酔っ払っていましたので、痛みの方は全然なく、すぐに冷やしましたので翌日わずかに腫れたものの、後はちょっとした痣くらいですんでいます………が、ただでさえ人相、特にその目つきが悪いのに、それがいっそう凶悪さを増し、今や普通に歩いても、行き交う人々が自然と道を譲ってくれます(笑)。ええ、そりゃあもう、モーゼの海割りばりに…orz。

 ただ何となく、我が日本国の転換期を自分なりに覚書にしたくて始めたこのシリーズですが、いい加減キリが良いので、ここまでを覚書の2として切ります。ま、多くの方々にはあんまり意味のないカテゴリー分けだとは思いますけど、自分的には、もっと後になってから当時の自分を振り返るよすがとして、このシリーズを遺しておこうと思います。無理矢理テーマ付けすると、我が日本国民に現実に仕掛けられている工作とその一つの結果、後は人の「慣れ」に対する発見と気付き、その恐さを改めて、自らこのシリーズで再発見した事かも知れません。

 このシリーズで書いたどの問題であったとしても、そこに、人であるがゆえの「慣れ」が見て取れる事に気付くと、それが、我が日本国の現状を招くその大きな要因となっている、今までのとは、少し違う風景が見えるような気がしています。このシリーズで書いた全ての人々と、そして、それを書いていた私自身にですらも、その「慣れ」によって事実認識を誤っていた気がしています。それを痛切に感じたのが、今回の新型インフルエンザの関係で、医療関係者、特に医師らによるブログやサイトを巡回したときでした。違和感を覚えたのは、彼らが、誰一人自らの責を感じては居ない事を文面から読み取ったときです。

 本来、医師とは科学者であり、同時に、技術を持った職人でもありますから、その専門家であり、その道の求道者ともいえるものでしょう。必然的に、その職の特性からやや世俗から隔絶しやすく、また、インターネット登場以前は孤立しがちであったわけです。それをまとめ、統括し、情報…発見や技術の吸い上げとその再分配によって、組織的な情報…知識や技術の共有をうながす事でここまで、我が日本国の医療技術は発展を遂げたのです。それが医療界における各学会、そして、医療行政を司る厚生労働省によって為されてきたわけですが、結局、その大元の医療行政を司る厚生労働省官僚らの「慣れ」、その旧態依然とした有り様が、今回の感染拡大に混乱し、それをここまで急激に悪化させた事は間違いありません。第一義的には、その罪は彼らに帰結するものでしょう。

 だからといって、彼ら医師の多くがそれを一方的に非難し、「自らに罪なし」とするがごときには、私は強い違和感を覚えずには居れませんでした。つまり、それがわかっている彼らは、危機を迎えて問題が顕在化するここまでの間に


何してたん?(´・ω・`)


という話です。その内情を知り、その問題を知り、その危機を一番身近に感じていたはずの彼ら、分析し、予測し、予防する事も重要な仕事である彼らが、危機に直面してその問題が顕在化して初めて、自らは棚に上げて官僚を批判するその姿は、彼らにとって単なる一市民、一患者に過ぎないだろう私の目には同じ穴のムジナにしか見えません。

 ネットのない時代であれば、それで十分であったのかも知れませんが、あいにく、今は高度なネット情報社会です。情報交換という横のつながりが現にある以上は、実際の連携や運動もずっと容易いはずなのですが、彼らには、その動機となる危機感、その危機を認識する能力に欠けていた、といわざるを得ません。それで、官僚らだけを声高に非難するのは


おかしいよね?(´・ω・`)


と私は思うわけです。わかり易くいうと、我が家でガス爆発が起こってから、訳知り顔で「ガス臭かったよ」と告げられている気分になります。もっと、


早くいってよ(´・ω・`)


って話です。その能力があり、知識もあり、そのための方法や手段、ツールも持ちながら、彼らの多くは自らの事情を優先し、これまで沈黙を保っていたわけです。結果、それが自らの首を絞め、そして、そのサービスを受ける側の患者たちを見殺さざるを得ない状況へと、現状へと自らを追い込む事となりました。

 ただ、第一義的に罪を背負うべきは、上意下達するばかりで、医療の現状を直視せず、現場よりも自らの利得優先で、医療行政をないがしろにしてきた厚生労働省官僚、そして、その次辺りは医師会にあるのでしょう。先にも述べましたが、いくら医師個人が優秀であったとしても、しょせん1人の人間に可能な事は限られており、また、学者な上に職人、専門家であり求道者的職業なのが医師ですから、どうしても、協調や連携する事に不慣れで、その責任感が強いほど自らが抱え込み、内に篭るようなその特質もあるのでしょう。このネットの活用も、現状に危機感を持つ医師ほど、その過酷な現状を目の前にしては、どうにも腰の重い気分ともなるのかも知れません。ただ、やはり、人の命を預かる彼らが、その様々な理由から現状に「慣れ」てしまい、そして馴れ合うがごときは、やはり、我々からすれば、それじゃあ


ダメじゃん(´・ω・`)


と思うわけです。

 そして、これはまた、我々多くの日本国民、そして私自身にも同じ事がいえ、このシリーズに登場する全ての人々にいえる、一つの共通項である事に気付きました。この、我が日本国の大きな転換点であり、時代の過渡期、その変化の著しい時期に居ながらにして、我々は未だ、前時代的な日常に「慣れ」てしまい、望む未来のその形へのその努力をないがしろとしているわけです。新しい事を成すには、当たり前のように、それ相応分のエネルギーを必要とします。しかし、とかく人は、与えられたその環境に安住し、継続的な変化へのその努力を忌避し、楽をしたがる怠惰な動物でもあります。つまり、よほどの不具合、それによる不満を溜め込み、それが鬱積してようやく腰を上げるのですが、それまでは、多少の不具合には、わずかな兆しぐらいには目をつぶり、反発する事よりもそれに「慣れ」てしまうわけです。

 今回の衆院選での敗北、金融危機での派遣切り、新型インフルエンザの感染拡大、他民族による我が日本国への浸透工作、他にもあるのでしょうけど、それらすべてにおいて、そこにはそれぞれの「慣れ」が見て取れます。そしてその結果として、その「慣れ」ゆえに、その関係者全員が結果的に不利益を被るわけです。当然、一番弱い立場である国民が、その不利益を一番被らざるを得ません。なぜなら、一番弱いその立場に居ながらにして、我々多くの日本国民は「慣れ」てしまう事で、自らのその努力や義務を放棄し、全てのその危機を招く問題を放置して、ただ、安穏と暮らしていただけなわけですからね。そりゃあ、


騙される方が悪い


を思考のその基礎とする、私がいうところの


金と権力の狗


らに、良いように自らの利益を奪われ続けてなお、彼らに良いように嘘と欺瞞で操られるわけです。

 私的に残念である事は、今回の衆院選において、タロサ…麻生太郎氏がその情勢を見誤り、持論である楽天的である事に「慣れ」切ってしまって、それゆえに現状の分析をも見誤り、負ける、負けた場合に備える事を怠った事です。最後の週に入る頃には、すでに、日本マスコミらに民主党の300議席超えは予見されていましたが、タロサは、それまでの経験上から、つまり「慣れ」から、その情報を「偽り」と、自らに都合良く認識してしまったのかも知れません。その結果、タロサはそれ以上に、今まで以上に踏み込む発言はせず、


日本国民全体の利益


はおろか、自らの持論であった我が日本国の「国益」にすらも踏み込む事はありませんでした。その周辺にまでは盛んに踏み込みましたが、結局、「国益」や「日本国民全体の利益」のキーワードまでは踏み込みませんでした。結果、一つの基準を、これからの政治への、国民の明確なその判断基準を、タロサと自民党は造り損ねたわけです。

 あの最後の一週間、同じ負けるにしても、この価値観を訴え続けていれば、少なくとも、今後の政権奪還に向けての大きな足がかりとなった、と私は考えています。何せ、すでに皆さんご承知のとおり、勝利からわずか数日にして、野党各党は国益=日本国民全体の利益を損なうような言動に終始し、金と権力の狗らの御主人様である各国は、その期待に溢れるコメントを発信しています。間違いなく、彼らは我が日本国の国益、日本国民全体の利益を損ない続ける事でしょう。そのとき、我々、多くの日本国民が感じる痛みを増幅し、より不満を鬱積させる価値観が、先のキーワードの連呼によって可能であったでしょう。………と、私は考えているわけですが、その肝心な私も、タロサへの自らの期待に「慣れ」、ここまでの敗北を予見する、危惧する事を怠っていましたorz。多少、身内に向かって自分の考えを訴え、広めたものの、それ以上に何かを為し、成したわけでもありません(溜め息)。

 それにしても、これほど、虚業である我が日本国のサービス業のその問題点が、様々な危機を通して、ここまで明らかとなるのもネット抜きにはあり得なかったでしょう。当然、その問題点を覆い隠すべく、彼らはネット以前の時代への逆行を志向するのでしょうが、さすがに、ここまで事実が暴かれた現状では、さすがに、公的暴力の完全な掌握か、彼らの御主人様らによる征服以外には、それは成し得ないでしょうね。それには、最長でも4年の期間はあまりに短すぎます。第一、あの国益至上主義のアメリカが黙っていないでしょうしね(笑)。思いの外、今回の偽りの勝利に………そこまで賢い連中ならば、現在のような有様ではないか(笑)。4年後、この覚書を見返す事を、密かな楽しみとして覚えておきましょうか。そのときはきっと、落ち込む事はないだろう、と私は勝手に思っています。ではm(__)m。