鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

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それゆえに5

 ここ数日、鳩山氏、小沢氏関連の国会参考人招致を求めて、自民党は単独で審議拒否していましたが、今日になって以下のニュースのごとく相成りました。

自民 衆院議長の不信任案提出 2月25日 12時56分 nhk

 国会は、自民党与野党の合意形成に努力せずに一方的な国会運営を行ったとして、横路衆議院議長に対する不信任決議案などを提出し、国会審議に復帰することになりました。

 与党側は、横路議長らの議会運営に問題はないとして、決議案を否決する方針です。

 国会は、自民党が、鳩山総理大臣や民主党小沢幹事長の政治資金をめぐる事件で、与党側が小沢氏本人や関係者の国会招致を確約しないことに反発し、22日から衆議院での審議に応じていませんでしたが、党内からは、審議を通じて政府・与党を追及すべきだという意見が出ていました。

 こうしたなか、自民党は、25日朝の臨時役員連絡会で今後の対応を協議した結果、与野党の合意形成に努力せず一方的な国会運営を行ったとして、横路衆議院議長に対する不信任決議案と松本衆議院議院運営委員長に対する解任決議案を提出し、本会議での決議案の採決に出席するのを機に、国会審議に復帰することを決めました。

 これに対し、与党側は、自民党の対応は平成22年度予算案の年度内の成立を阻止することが目的で、横路議長や松本委員長の議会運営に問題はないとして、決議案を否決する方針です。

 これに関連して、民主党の山岡国会対策委員長は横路議長と会談し、予算案の年度内成立を図るため週明けの来月1日には衆議院を通過させる方針を伝えました。

 午後の衆議院本会議では、まず、松本委員長に対する解任決議案が、続いて横路議長に対する不信任決議案の採決がそれぞれ行われ、いずれも与党側の反対で否決され、そのあと、高校の授業料を実質無償化するための法案の趣旨説明と質疑が自民党も出席して行われる見通しです。

 これについて民主党の山岡国会対策委員長は、党の会合であいさつの中で、「横路衆議院議長が自分たちの言うことを聞いてくれないから不信任決議案を出すというのは、だだっ子みたいだ。それで、平成22年度予算案の審議をさせないようにしようという意図がありありで、自民党は国民生活を考えてやっているのか、疑問を感じる。予算案が年度内に成立するということをはっきり示すことが国民生活に活力を与える。われわれは、いかなる環境にあっても妥協するわけにはいかない」と述べました。

 安倍、福田、麻生とその三氏の内閣当時に、かつて民主党がいったい何をしてきたかをマルッと丸めて棚に上げ、民主党の山岡国会対策委員長の、その相変わらずの厚顔無恥振りにも呆れ果てますが、同時に、谷垣自民党執行部のその無様な現在のありようにも嘆息するばかりです。

 別の記事では、

自民が審議復帰を決定、国会正常化へ 高校無償化も審議 2010年2月25日11時16分 asahi

 鳩山由紀夫首相と小沢一郎民主党幹事長の関係者の証人喚問などを求めて衆院での審議を拒否していた自民党は、25日午前の役員連絡会で、横路孝弘衆院議長の不信任決議案などを提出した上で同日午後からの審議に復帰することを決めた。これにより国会は正常化する。2010年度予算案は3月2日までに衆院を通過し、年度内に成立することが確実になった。

 役員連絡会後に記者会見した自民党谷垣禎一総裁は、与党の国会運営について「独裁的手法が国会審議をねじ曲げている。議長も与党の運営を丸のみしている」と批判。議長の不信任決議案と、職権で本会議の開会を決めた松本剛明衆院議院運営委員長(民主)の解任決議案を提出することを明らかにした。

 両決議案は25日午後開かれる衆院本会議で、民主党などの反対多数で否決される見通し。否決後の国会対応について谷垣氏は「戦いの場は院内での議論に移る」と述べ、審議復帰を明言した。与党は国会運営で歩み寄る姿勢を見せず、自民党内では「審議拒否は値打ちがない」(谷川秀善参院幹事長)などと執行部への批判が出ていた。

 自民党が復帰した後の25日の衆院本会議では、民主党政権マニフェストの目玉政策の一つ、高校無償化法案が審議入りする。

 高校無償化法案は、10年度から(1)公立高校の授業料をとらない(2)私立高校生には公立高校授業料と同等額の年約12万円を助成する――との内容。

審議入りを前に、中井洽・拉致担当相が、在日朝鮮人の生徒らが通う各地の朝鮮学校を対象にすることについて、「(経済)制裁をしている国の国民だから、十分考えてほしい」と川端達夫文部科学相に要請。朝鮮学校を対象とするかが論点の一つに浮上している。


とあるわけですが、私の目からすれば、


独裁的手法が国会審議をねじ曲げて


いる


のは、その谷垣自民党も結局、政権与党らと同じ


金と権力の狗


に過ぎない同じ穴のムジナにしか見えません。前にも書きましたが、あの口だけ正義の弟君の離党か除名、或いは、党籍はそのままでも議員辞職、のいずれかを選択、決断しない限りにおいては、谷垣自民党もまた、政権与党らと同じ独裁政権下のその明らかな特徴とも言える


人治主義


に陥っている同類にしか過ぎません。彼をそのまま党内に残す限り、自民党総裁のその首が何度入れ替ろうとも、自民党が、民主党の批判票を吸収して支持を得ることは難しいでしょう。

 いわゆる「政治と金」にウンザリし、経済縮小の要因となる言動に終始し、麻生政権の景気対策補正予算の執行をただ単に遅らせただけの民主党の引き起こした、この「景気低迷による閉塞感」にウンザリしている有権者らが、その「政治と金」でも民主党との違いを見せず、さらには、その成立から半年が過ぎても未だ「景気低迷による閉塞感」を打破してみせる能力、そもそも、その意志があるかないかも定かではない鳩山政権とのその違いを、誰の目にも明らかにできる国会審議も放棄している以上、谷垣自民党は、自らの事情を優先し、未だ、有権者らのニーズに反して踊り続けている鳩山民主党との違いを明確にできていません。つまり、一言で言うのならば、マーケティングでいうところの


差別化


ができていないわけですね。恐らく、谷垣氏らは目先の事に捕らわれて、その本質、政治の本質を見失っているのでしょう。


民無信不立(民、信なくば立たず)


 小泉元総理が好んだ言葉で論語の一節ですが、およそ古今の政(まつりごと)において、民衆との信頼関係のない政が上手くいった試しがありません。あの口だけ正義の弟君を切り捨てる事は、人々…有権者らの耳目を集めるいわば「ツカミ」であり、自民党の変革を期待させ、その信頼を取り戻すには絶好のイベントとなります。注目さえ集めれば、とにかく話を聞いてもらえる事は、そこは政治家ですから、彼らの方が良く理解しているでしょう。幸いな事に、鳩山政権は、私の見る限りでは現状を打破するための能力も方法も、そしてその意志すらもが非常に貧弱希薄です。それらがある「振り」には非常に長けていますが、それに特化しすぎて、自らを研鑽してこなかった報いで中身、実質が何もともなわないわけです。たった一つでも良いから、日本国民にとっての利益となる金字塔を築けば良いだけの話なのですが、


問題提議はする! 後はお前ら


与党が考えろ!


式の野党生活に安住してきた彼らには、そもそもの話し、文字通りに土台無理な話しであるでしょうしね(笑)。

 ………うーん、色々と振り返って考えると、世の中の物事というのは、いつも、そのたった一つの積み重ねによって織り成されるものなのかも知れません。ま、そもそも、谷垣氏は自民党内の左派であるわけで、やはり、ここは


金と権力の狗


らしく、大局よりも目先の事…自らの保身にこだわって自滅していくように思います。自民党は、もっと真剣な危機感を持って各々が判断すべきでしょうね。どうも真剣みが足りていない気がします。これは我々、日本国民としては、非常に迷惑極まりない事態ですね(溜め息)。「できない」のなら、さっさと辞めて、その座を譲るべきでしょう。ご本人のためでもあるのですけどね。あまりに色々と足りなさ過ぎです。ではm(__)m。