鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

それゆえに23

 参議院選挙が終わりましたが、あれからすでに一週間余りが過ぎてしまいましたけど、梅雨の終わりのドカ雨の影響を受けて横になっていたり、さもなくば、酒を酌み交わしながらの参院選分析談義に華を咲かせたりしていました(笑)。酒を飲むと鬱が平気になるのは、やはり、基本的に脳への血の巡りが重要なファクター…要素のそのひとつであるからなのかも知れません。かといって、あまり連続して日々飲んでいると、無理なセロトニンの消費の影響のためか、それ以外の時には抜け殻ってしまう事を今回思い知りましたorz。ま、何事もほどほどが一番である、その証左であるのでしょう。

 この一週間、会う人のほとんどが、今回の結果受けての国会のねじれ状態…それによる政策停滞で、とりあえずはホッとしているのが印象的でした。まあ、結果的に、多くの日本国民が国会のねじれを望んだのは確かでしょう。しかし、それ圧倒的多数の意見…民意とは未だに言い切れないのが現状で、それは自民党が、今回の選挙で勝ちきれていないその現状からも明らかです。これは民主党の敗北であり、選挙に勝利したのはみんなの党であって、自民党は敵失のおかげで、それに乗じて議席を増やせただけにしか過ぎないでしょう。ひょうたんからこま的に、単に勝ちを拾っただけで、自らの手で掴んだものではないわけです。

 この一週間余り、世間…主にメディアは当初、菅首相のあの「消費税」発言が、まるで今回の民主党の敗因の肝、つまり、その全てであるかのように喧伝していましたが、その後、彼らを記者クラブで配布する資料という紙切れで支配する財務官僚のクレームでも受けたのか、ここ数日は、菅首相の発言のブレに世間を誘導したいようでしたが、いつものごとく、これは彼ら自身の情報操作…内閣支持率のかさ上げ、その数字に下駄を履かせすぎたことによる、そのために起こった様々な誤謬が原因である事を覆い隠したいのでしょうね。いつもの「私たちは悪くないですよ〜」です(笑)。ああ、勿論、どこぞの誰とも知れぬ私が書くことなぞ、安易に鵜呑みにしたりする事は危険なのはご承知おき願います(笑)。

 勿論、私ごときに、その具体的数字を明確な根拠を挙げて指摘できるものではありませんが、それでも、彼らの発表したその数字が、事実とかけ離れて余りに過大なものであった事は確かでしょう。RDD…ランダム・ディジット・ダイアリング方式の採用された調査が我が国のマスコミでは主流であるわけですが、ランダムとはいいながら、その対象が携帯電話を外した固定電話のみであったり、その気さえあれば、さらに恣意的な対象の絞込みによる、対象調査母体の全体そのものの偏向操作がいくらでも可能な方式です。固定電話のみとするだけでも、その母体は限られますからね。

 RDD方式のマスコミの世論調査で、具体的に調査母体のその詳細を公表していない場合は、まず、その世論調査は、先に調査母体の恣意的絞込みの行われた末の数字である、と考えたほうが良いでしょう。ま、そう考えると、世に出回っている世論調査のほとんどが信頼できるものではない、という事になりますが、実際、それがありのままの事実だろうなのは、未だ鳩山前首相や、小沢前幹事長とその関係者らが野放しのままである事からも確実でしょう。故松岡農水大臣や赤城元農水大臣、安倍元総理大臣や麻生元総理大臣のときの昼夜を問わぬメディア・スクラム、そしてあのネガティブ・キャンペーンからは、これはとてもではないですが微塵にも公正とは考えられない事態ですからね(笑)。

 勿論、彼らの中にも、一人や二人ぐらいは高潔、かつ公正たらんとするプロフェッショナルも居るのかも知れませんが、前にも書きましたとおり、全体の圧倒的大多数がここまで腐敗・堕落している以上、そんなものはしょせん「誤差の範囲」にしか過ぎない事を、彼ら自身のその日々の行いが、我々に、それが動かしようのない現実である事を厳然として知らしめているわけです。狗HKことNHKを相変わらず定点観測…Web上ですが…していますが、そこに巣食う彼ら、狗らの日々のその頑張りと来たら涙ぐましい限りです。政治関連に的を絞ってでも、ぜひ、一度は定点観測する事をお勧めします。ハイエクが言ったように、共産・社会主義者らのその粘着質で異常なまでの執拗さを、皆様もそこにありありと垣間見れる事でしょう(笑)。

 話を戻しまして、かさ上げし過ぎた世論調査の結果、政治業者で金と権力の狗の巣窟、その寄り合い所帯たる民主党は、もう党を挙げて、舞い上がったその頭で何が何でも一刻も早い参院選を迎えるために動き出し、他方、その調査結果に、自民党はその全体が共通の重大な危機感を抱かざるを得なかったでしょう。一年目の若造にしか過ぎない、小泉進次郎氏を看板として起用するぐらいには、あのぼんくらの党内左派執行部のその心胆を寒からしめたわけです。あの連中ですらもそうなのですから、当の候補者らのその危機感は、とてもではないですが尋常ならざるものであったでしょう。

 私的には、ここが勝負の分かれ目であったように思います。事実と違う支持率に舞い上がった民主党と、それによる重大深刻な危機感に襲われた自民党では、当然、その選挙におけるその姿勢に、その力の入れようにその最初から差が出ます。天の時に気をとられ過ぎたその結果、それ以外の要素を省みる頭、そしてその経験に乏しい彼ら政治業者、私の良く言うところの、しょせんは「金と権力の狗」に過ぎない彼ららしい敗北と言えましょう。ま、実際、狗の頭で考えたのならば、ああしてでも自らの生き残りを図る事こそが重要であり、真実、政治家としての中身のない彼らには、選挙におけるいわゆる「風」こそが何よりも必要でありました。そして、その「風」を起こさんとして、世論調査のその支持率のかさ上げに走った従来マスコミも、まごう事なき狗としては、その行為は至極当たり前の事でもありました。

 一息ついて落ち着き、物事を冷静に俯瞰して眺める事がその経験的にも、そして、その能力的にも根本的にできない彼ら、狗だからこそこれは陥ってしまったその「陥穽」といえます(笑)。鳩山前首相の、その強引とも言える首の挿げ替えのその結果、逆恨み的に、鳩山前首相は小沢元幹事長をその道連れとしました………と、私は考えています(笑)。その結果、今まで彼らの選挙を文字通りに支え続けてきた、実質的な選挙の司令塔を彼らは失いました。その上、すでにこのときには誤りとなっていた「二人区戦略」のその転換のための期間を、彼らは自ら望んで、強引な手段で国会を閉会して捨て去ります。自らの手によって、自ら望んで彼らは負の連鎖を呼ぶ布石を打ってしまったわけです。

 あのあまりに強引な、そして民主国家にあるまじき独裁国家のような異常な国会の閉会がそれなのですが、しかし、その判断基準は、恣意的にかさ上げされた事実ではない、「誤った支持率」だったわけです。自らのその狗ならではの行動が、そして、財務官僚の狗と化していたあの中身のない新首相が、その度を越えた「カンカン」振りを発揮する事など、微塵にも誰も考えていなかったわけです(笑)。ま、私も、あれにはさすがにビックリしましたけど(苦笑)、「人の和」が決定的に欠けている彼ら狗の中においても、彼は罰当たりなほどの「世渡り上手」で鳴らす人物ですから、小沢元幹事長をあっさりと切り捨てる事で、共産・社会主義者の得意技である組織の乗っ取りに成功しました。が、その一方で、誰も本当の選挙を知らない陣営を築いてしまった事に気付いていませんでした。これもまた、重大なミス…負の布石の一つといえるでしょう。

 全ての狗らのその致命的ミスは、それらの複合的な要素の影響により、かさ上げしても…いや、かさ上げした数値だからこそ、今さらごまかし様のない、それほどに急激なあの支持率の下落を誰も予想しないし、また、その能力的にもできなかった点でしょう。いわゆるバンドワゴン効果による同調行動をいつもどおりに狙ったはずが、強引な国会運営の上に、それに追い討ちをかける事となった「消費税」発言により、結果として、負のバンドワゴン効果を生み出す結果となりました。さらに、「消費税」発言でその他の争点は覆い隠されたものの、かえってそれゆえに、その「消費税」発言に争点が集中する事で負の連鎖が加速したのも確かです。その点で言えば、さすがは「カンカンの菅」といわざるを得ないでしょう(笑)。自民党のぼんくら執行部の追求がもう少し早ければ、或いは、そのトップが財務官僚の狗でなかったら文字通りの大勝の選挙であったはずです。

 しかしその一方で、各党の今回選挙での得票率を見る限りは、未だ、従来メディアのその影響は大きく、また、比例では負けている事からも、自民党が相変わらず、民主党批判票の受け皿たり得ていない事も明らかです。ま、そのトップが、やむにやまれず新人議員に頼らざるを得ないほどに、明らかに党の看板には適していない人物ですからね。「消費税増税」も、或いは「法人税減税」も、全ては民間にお金が回る景気回復後の話であり、デフレ不況のこの最中に、声高にそんな戯れ言を叫ぶのはその人物、団体が金と権力の狗ゆえの事でしょう。彼らにすれば、愚民どもからは搾取し続け、結果として、かの国々のように我が日本国家が衰退しようとも、自己の目先の利益こそが大事なわけです。

 大陸の選民信仰は、こうも容易く人の心を腐らせてしまうその証左を、我々多くの日本国民はリアルに日々見せ付けられています。今ではない、しかし、そう遠くもない未来には、恐らくこの事実は多くの人々に共有されるでしょう。ま、狗な彼らにとっては今こそが大事なのはわかりますけど、いい加減「その後」の事も考えるべきなのですけどね。歴史に疎い彼らには、きっと、どうでも良い事なのでしょうけど(溜め息)。ではm(__)m。