季節の変わり目に、私事のゴタゴタが重なって、絶賛不調中orz
文春新書『日本4.0 国家戦略の新しいリアル』エドワード・ルトワック 奥山真司訳 | 新書 - 文藝春秋BOOKS
そんな中、ようやくルトワック氏の新書「日本4.0」をどうにか読了。
一読して、大戦略家としてのルトワック氏の日本への提言と、現在の世界情勢の注目点の現状と展望を、簡潔にまとめた優れた報告書のような一冊でした。
ただ、読み手によっては、その価値が大きく変動するでしょう。
単なるレポートで終わるか、これを踏み台として何かを成すか、或いは、しさくを進めるのか…いずれにせよ、レベルが高くなった分だけ『クーデター入門』のように読み手を選ぶ気がします。
ま、読み下すだけなら、今作は読みやすいですけど(´・ω・`)
今作でも後半触れられていますが、中国…習近平氏の失敗は、今までさんざん言われてきたことですが、無闇に戦線を拡げた挙句に「退き時」の想定や設定という、短期と長期の間をつなぐ「中期戦略」がなかったこと。
そこに独裁国家の宿阿…構造的な欠陥が追い撃ちをかけつつあり、いわば島津家お得意の「釣り野伏り」に嵌められた状態なわけですが、「退く」想定がされていなかったために、今や退くに退けない状況に(´・ω・`)
ま、独裁ゆえの、よくある帰結ではありますが、アメリカの中間選挙にリソースの多くを叩き込んでも、今さら「覆水は盆に還らず」で大筋は変わらないのでしょうけど、結局、かの国もまた「アメリカを見誤った」わけですね(´・ω・`)
いずれにせよ、私的には超おススメの一冊。
あなたも未来に思いを馳せてみませんか(´・ω・`)?
ではm(__)m