鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

まず、地図を見て考える8

 いわゆる「戦略」というものは、国という集団・組織の枠組みの存亡を考えるときには、かくも非常に重要なものです。だからこそ、前述したごとく中国は、例えその本心と戦術が他国に知られることとなったとしても、レーニンの理論的には誤っている「戦略」よりも、自国民とロシアの国民が、彼らにとっての正しい「戦略」を理解する方を絶対的に優先しましたし、過去における、我が日本国がかつて犯した忌むべきその「大失敗」も、そのときの周囲の動かし難い現実と危機といえる問題点…つまりは当時の国際情勢を精確に分析し、振り返って、当時の我が国の持っていた実力…すなわちパワーの限界をも精確に認識した上で、その上に構築された、当時の我が国に出来るベスト…最も良い選択を、と考え抜かれて絞り出したその優れた「戦略」を、ホンの一部の首脳陣だけが結果的に認識・共有しただけで、彼らが黙したまま死ぬことによって、広く国民レベルにはまったく認識・共有されていない状態…つまりは、まったく知らせてもいないし、当然ながら、誰にも本当のこと…つまり、その優れた「戦略」が生れ落ちるまでの苦しい過程のその一部始終を、誰にも知られていなかった、というような、「戦略的白痴の状態」を生み出してしまったそのことです。

「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」

 確か、ドイツの外交の達人と呼ばれたビスマルクの言葉だったと思いますが、本当に薀蓄のある良い言葉です。先の大戦大東亜戦争における、我が国の首脳部…軍部のその致命的な「大失敗」は、この言葉のとおり、かつての日露戦争のそのすべてをひっくるめた大きな背景…歴史的な観点による客観的な事実を…つまりは「戦略」をまったく見ず、個々の区々たる日露戦争の闘い…つまりは「戦術」だけを見ていたことにあります。いわゆる「決戦主義」ですが、これはしょせんひとつの「戦術」にしか過ぎず、しかもこれにこだわるあまりに、最後は世界を同時にすべて敵に回すという、明らかに間違いの「戦略」を犯してしまいます。しかし、国民レベルにまで、かつての日露戦争の歴史的な観点による客観的な事実が知れ渡っており、また、そのときに生み出された優れた「戦略」がどんなものかを知っていれば、どれほど一部の軍部が暴走しても、そのどこかで誰かがあの間違いだらけの戦争を止めることが出来たでしょう。逆に言うならば、あの大戦のときと同じ失敗を我が日本国に犯させたいと望むものは、再び、あの時と同じ日本国の状況…つまりは「国民が戦略的に白痴状態」にあることが大変重要なことであり、また、必要不可欠な絶対条件でもあります。

 だからこそ、一部特定の勢力にまるで狗のようにおもねる、そんな思想信条の根本的には莫迦な皆さんは、日々、優れた「戦略」が我が国の国民レベルにまでその認識が浸透し、そして誰もが共有できるような、そんな彼らにとっての本当に危機的な状態を迎えないよう、今日も必死に影に日向に蠢いているわけです。特に、日々マスコミは、偏向や捏造や隠蔽を駆使して誤った情報を流し続けることで国民を誤った方向へと誘導し、当然、国家的な「戦略」などは彼らにとって必要ないばかりか有害でしかありませんから伝えたりはしませんし、また学校では、特定の思想信条を神のごとく絶対に信奉する日教組の先鋭的で根本的にはやっぱり莫迦な教師が、日々、子供たちに間違っている教えを教え込んでは子供らを間違っている方向へと誘導し、当然、国家的な「戦略」などは彼らにとって必要ないばかりか有害でしかありませんから、その重要性を説いたり教えたりするようなことはあり得ません。彼らが根本的に莫迦であるゆえんは、彼らにとっての御主人様が、実際は彼らのような存在をどう扱っているかを知っていながら、「自分だけは特別である」と、頑なに思い込んでいるその選民的な差別思考にあります。救いようのない莫迦って、本当にいるのですよ…orz。

 彼らのその狗としての本懐…かねてからの願いがどこにあるかなどは、私の経験上から言わせてもらえば、莫迦の思考はどうしても読めないのと一緒で考えるだけ時間の無駄なのですが、その彼らが、日々我々に成すことの逆をたどれば、この民主主義国家で法治国家であり、自由で豊かな資本主義経済である我が日本国のその国という集団・組織の枠組み…引いては、その国民たる我々日本国民にとって真実何が重要であり、また、本当は何が絶対に必要なものか…つまりは、それらを煎じ詰めて行くと、我々が本当に必要としている「戦略」というものがおぼろげながらも見えて来ます。ま、目立つところでは「戦争反対」・「人権重視」・「福祉重視」ですが、これらの言葉はとても美しく綺麗ではあるのですが、やはり、どんな良い薬であっても過剰に摂取すればそれは単なる毒にしかなりません。彼らは、これらを我々日本人に過剰なまでに…社会的に毒となるまでトコトン摂取させようとしているわけです。極度の「戦争反対」社会に異常な「人権重視」社会、度を越した「福祉重視」社会といった具合です(笑)。いずれも、健全な社会にとっては毒にしかなりません…orz。

 つまり、我々日本人は、あくまでも適度な「戦争反対」社会…基本的には「戦争反対」ですが、最悪必要となれば必要な軍備もしますし戦う覚悟もある社会…を目指し、そして適度な「人権重視」社会…基本的には「人権重視」社会ですが、それが最悪社会を歪めかねないほどには追求しない社会…を目指し、そして適度な「福祉重視」社会…基本的には「福祉重視」社会ですが、それが最悪社会を歪めかねないほどにはどこまでも追求しない社会…を目指すことを基本の「戦略」におけば良いわけです。同様に、今や我が日本国はネット社会となりましたから、彼らが外国の情報を伝えまいとするならば外国の情報をネットで取りに行き、また、国家の「戦略」を教えまいとするのならば国家の「戦略」…今現在でしたら、首相官邸HPの国連総会での麻生太郎首相の一般討論演説が現在我が国の「対外戦略」ですし、臨時国会での所信表明や代表質問の答弁が現在我が国の「国内戦略」であるわけです…をやはりネットでとりに行けば良いのです。ただし、物事にはやはり「建前」と「本音」があり、「対外戦略」上も「国内戦略」上もその本音が見えない、わからない、ということもあるかも知れません。そこはそれ、ネットを活用して良い解説を自分で探すなり、どうしてもダメなら、某巨大掲示板などで賢い人に教えを請えば簡単に解決します。ほんと、良い世の中になったものです(笑)。

 逆に言うなれば、これほど一部特定の勢力にとって、また、その御主人様の忠実な狗の連中にとっての最悪な日本国は、他にない、と言っても良いでしょう(笑)。その上、彼らが絶対死守しようとしている、いわゆる「憲法九条」が改正などされた場合には、一部特定勢力にとっては悪夢以外の何ものでもないでしょうし、それはその忠実な狗にとっても同様に悪夢となるわけです。そう考えれば、安倍元首相やその内閣が、彼らに執拗にどこまでも日々追い詰められて、ついには引き摺り下ろされてしまったそのわけが良くわかります。安倍元首相の場合は、その個々の「戦術」としてはどれもこれも大体は良かったのですけれど、そのやること成すことすべてが同時に彼ら一部特定勢力にとっては許し難いことであり、あまりにも元首相が危機感を持ちすぎていて、すべてにおいて勝つことをあまりに急に目指した、その「戦略」自体に、やはり無理があった、と私は見ています。しかし、逆に、後先考えずに無理矢理引き摺り下ろさんとした一部特定勢力や、その忠実な狗の姿が、これほど明快なまでに浮き彫りとなったことは、その後に続くべき、圧倒的多数の多くの日本人にとっては良い教訓であり、また、彼らを排除するか、或いは、その体質を改善して無力・無害化することが、この日本社会にとっては必要不可欠な「戦略」となることが良く理解できた一件でもありました。

 今日のところはこの辺りで…ではm(__)m。