鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

アレを見よ!(笑)

 アメリカのみならず、我が日本国においても、一部特定勢力の狗の面々らからの期待をその一身に浴びているオバマ次期大統領ですけど、さっそく、彼らの期待に応えて、能力的にも資質的にもその外交的な弱さをいかんなく発揮し、共産主義同盟や悪の枢軸国家群などには、早くも就任前に「オバマ与し易し」との外交的なサインを発してしまいました。

 ポーランドカチンスキ大統領との8日に電話会談での内容と、その後の、この両者の反応を巡ってのことなのですが、カチンスキ大統領は、電話会談後にアメリカが推進している中・東欧でのMD…ミサイル防衛配備を巡り、「オバマ氏もこれを推進する意向を示した」との声明を出したのですが、肝心のオバマ氏は、即座に「確約しなかった」と述べ、さらに、「MD問題も議論したが、計画推進を誓約したわけではない」と強調する始末です。

 ロシアのメドベージェフ大統領は、オバマ氏の大統領当確を決めた直後、明けて5日の年次報告演説の中でアメリカの推進するMD配備の対抗策として、ポーランドに隣接する飛び地のカリーニングラード州に、最新地対地ミサイルシステムの「イスカンデール」を配備する旨の計画を表明していました。これは、明らかにオバマ氏に対する外交的な挑戦状であったわけなのですけど、オバマ氏は、それを知ってか知らずか慌ててカチンスキ大統領の声明を即座に否定してしまったのです。

 外交的に見て、これは、幾重にも意味の重なる、まさに「大失敗」とか「大失態」といえるでしょう。オバマ氏は、カチンスキ大統領の声明に対して、その真偽については笑顔で「ノーコメント」を通せば、それで、外交的には本来何も問題はなかったのです。しかし、実際には外交的にまったく経験がなく、また、充分なレクチャーも受けることなく口先だけで大統領選を凌いで来たオバマ氏は、単純に、「まずは話し合い」の選挙中の公約である宥和政策との矛盾を恐れ、彼は慌てて、今回、否定の声明を出してしまいました。

 外交的には、相手に手の内を晒すことは最悪なのですが、その最悪の一手を、彼はここで平然と犯しています。彼がカチンスキ大統領の声明を否定したことは、潜在的な味方であるカチンスキ大統領の大きな失望を買い、また、明らかに敵であるメドベージェフ大統領に安堵を与えるのみならず、MD配備推進は「まだ決まっていない」というアメリカが側の手の内を晒してしまい、交渉時の優劣で見ると、MD配備推進を決めていないアメリカと「イスカンデール」配備推進のロシアとなって、カード的にはロシアが有利…外交カードの手数が物理的に多くなるわけです。

 もし、オバマ氏が、記者からの質問を受けても笑顔で「ノーコメント」で通せば、或いは、質問がなければそのまま沈黙してさえ居れば、その真意はどうあれ、カチンスキ大統領は大きな失望を覚えることなくハッピーでしたし、また、ロシアのメドベージェフ大統領は、先にカードを出した手前はそれを引っ込めるわけにも行かずに、さらにオバマ氏の真意を探る、という余計な手間もかけされる上に、アメリカ側は、外交交渉時に出すカードを相手にあらかじめ合わせることも、密かに裏でコッソリと出来たわけです。

 それを慌てて否定したのですから、これはもう最悪です(笑)。MD配備推進が決まっていない、という手の内を晒して味方のカチンスキ大統領の大きな失望を買い、ロシアへは外交カード上の大きなアドバンテージを与えた上に余計な手間さえをも省き、自らは、その外交的な無知と経験不足とを露呈して見せるばかりか、自らの真意…公言しているとはいえ外交では裏があるように見せるのが当たり前なのですが…それすらも、自らの愚かな行動で明らかにしてしまったわけです。そりゃあ、金融サミットに代理が必要にもなるでしょう(笑)。

 こんな素人に、しかもズブズブの外交素人に、金融サミットのような外交の修羅場で、各国首脳との会話などさせられるはずもありません。ただでさえ、話してわからないような問題を、単純に「話す」ことから始めることで外交的には受身であるわけですから、アドバンテージは常に相手にある、そんな不利な状況から始めざるを得ない宥和外交なのに、当の本人は、外交的には言葉を喋る前の赤ちゃんみたいなものであることを、就任する前から世界に公然と発信してしまったのです。放置すれば、それは、超大国アメリカの国益をドブに捨て去るようなものです(笑)。

 外交や国益を知っているアメリカ人は、今回のことで、かなりの人々が将来に不安を覚えたのではないですかね(笑)。その上、外交の達人の触れ込みで副大統領になったバイデン氏は、過去、幾度も外交的に誤った政策を支持していた御仁です。アメリカ各メディアも、日本のマスコミも、彼のその過去には一切触れませんでしたが、いわゆる「外交音痴」そのものの御仁なのです(笑)。就任前から国益を損ねる外交無知の次期大統領と、元々外交音痴な副大統領の二人がタッグを組むわけですから、国務省は今ごろさぞかし頭を痛めているでしょう(笑)。

 ま、同盟国である我が日本国も、とても「対岸の火事」と笑っている場合ではないのですけど、それにしても、一部特定勢力の狗の面々に踊らされて生み出された奇形的な政権というものは、かように、多くの人々が長年に渡って培って来た国益を一瞬で損なうものなのです。我々日本人も、「人の振り見て我が振り直せ」の言葉のとおり、せっかくの良いお手本が目の前にあるのですから、しっかりと、その現実を見つめて学ぶべきでしょう。長年かけて培って来たものを、彼ら狗の面々はこうも容易く台無しにしてしまいます。

 ま、それが、一部特定勢力の国々の現在のその姿でもあるわけですから、その狗の面々が、その姿を反面教師として学ぶわけもなく、彼らが生み出すのは社会の歪みばかりであり、彼らのそのやり方の行き着く先は、やはり、現在の歪み切った一部特定勢力の国々の姿にしかなりません。我々日本人の多くは、もっと真剣に、そのことを深く危機感を持って考えるべきでしょう。………ま、難しい、とは、思いますけどね(笑)。ただごとではないくらいに、多くの日本人が、現在のん気に日々をただ過ごしていますからね(溜め息)。まったく、本当に困ったものです(苦笑)。ではm(__)m。