鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

それゆえに21

 仲間内だけでなく、それ以外の人々と話していると、その多くの人が現在の我が日本国の現状に言い知れない疑問、不安を持ちながらも、その答えが得られぬ事にいら立ちを覚えている事を実感します。人々を飢えさせ、人々が溜め込まされたそのエネルギーのはけ口を、情報の操作によってミス・リード…誤った方向へと誘導する事は、現代では、独裁者や共産・社会主義者の常套手段であるわけですが、世界各国津々浦々、現在の問題の焦点がそこにある事を、リアルにその状況に晒されている一日本国民として痛感しています。

 この私とて、ネットに関わる事無くば、きっと今でも極左の一員として、日々ホルホルしまくりであった事でしょう。勿論、これは私が人として優秀であるから、秀でているからではありません。元極左で、現在は鬱で引き篭もりである事からも、しょせん私は、この世に数多存在する凡愚のひとりに過ぎない事は確かです。ただ単に、たまたま自由と民主主義の我が日本国に生まれ、それまでには結構な紆余曲折はあったものの、リアルとは違って、単に嘘と欺瞞だけではなく、それと同量程度の事実や真実といって良い情報が溢れているこのネットに関わった事が、その結果として、ネットに関わらない、活用しない人々よりも幾分はマシであるだけの話しです。

 以前からの繰り返しになりますが、この私を、私が書いているその内容を鵜呑みに信じる事は誤りです。仲間内での話し合いや、幾らかそれ以外の人々というフィルターを通したとしても、そこで合意を得られた様々な事柄が事実や真実であるか? と問われるならば、それは「否(いな)」です。仮に、それが事実や真実に限りなく近づく事はあるかも知れませんが、その一方で、それが事実や真実と呼べるか? と問われれば、やはり私は「否」といわざるを得ません。

 何か哲学みたいになってきましたが、それは、しょせん私の事実や真実であって、今、これを読んで下さっている皆様の事実や真実ではないからです。それは記憶違いの単純なミスから、左派特有の悪意に基く意図的なものまで、人の手によるものである限りはそこに絶対はありません。

 そもそもの話し、ネット上の私は多くの皆様にとってほぼ完全な匿名の誰かに過ぎませんから、これまで書いてきたあれやこれやが、全て私の作り事、妄想にしか過ぎなくても別におかしな話ではないわけですから(笑)。ま、そこら辺りを充分に踏まえていただいた上で、さて、以下本題です。

 皆様は「キック・バック」という言葉はご存知でしょうか? 知っておられる方には繰り返しとなりますが、念のために説明しますと、まず発注者と受注者が居て、発注者はその文字通りに受注者に向けて注文を発します。その注文を受注者が受けてその注文どおりのものを納品なり、納入するわけですが、それに見合う対価を発注者が受注者に支払うわけです。ですが、そのとき、発注者は受注者に対して故意に余分に多くの対価を支払い、その余分の幾らか、或いは、その余分全てを発注者が受注者から受け取る行為を指して「キック・バック」というわけです。我が日本国のみならず、世界各国の津々浦々で現在まさに行われているだろう、相当の昔からある不正行為です。

 さて、多くの皆様が「ピン!」と来るものを感じたでしょう(笑)。我が国における多くの公務員らの不正行為のその根源とも言えるその行為なのですが、当然、日々摘発される脱税などの犯罪・違法行為同様、一つのケースが見つかれば、それは同業他社…他者、他省庁、もっと範囲を拡げて他国にであっても必ず同じ行為が間違いなく存在します。なぜならば、


人の心は必ず腐る


からです。勿論、腐敗と汚職渦巻くかの国々であっても、幾人かの高潔な人物の存在を否定するものではありません。ですが、だからといって圧倒的大多数がその行為を当たり前に行っている以上、それは、しょせん僅かな「誤差」の範囲にしか過ぎません。どう取り繕ったところで、腐敗は腐敗、汚職汚職です。そして、それらに全体が侵されている事には何も違いがないわけです。

 現在、欧州のみならず、全世界に波及を続けるギリシャに端を発する経済危機ですが、そのそもそもの原因はなんでしょう? その答えには様々異論もありましょうが、私的には、肥大化しすぎた公務員コストにある、と考えています。民主主義の悲しさですが、どの国においても組織票は政治家にとっての見果てぬ楽土を約束する貴重な宝物です。ましてや、欧州といえば人類社会におけるダーク・サイドのその象徴ともいえる共産・社会主義を生み出した、その選民信仰の非常に根深い文化が深く根付く土地柄です。それは人々を、今でも「搾取する者」と「搾取される者」、そして「騙す者」と「騙される者」に明確に別けているわけです。

 先日のサミットにおいて、「緊縮財政」における「財政再建」が叫ばれましたが、その「緊縮財政」は、我が国では財務官僚の主導によって為され、それは現在も続いているその流れであるわけですが、その結果はといえば我々日本国民にとっては惨憺たるものです。長年続くデフレ・スパイラルによって民間需要は冷え込み、それに比例して民間の労働対価は年々減少の一途をたどり、バブルの甘味を忘れ得ぬ公務員らによって、「優秀な人材〜云々」で彼らのその取り分だけがきっちりと温存され、その一方で、国民への公共サービスは年々の「緊縮財政」によって削られるばかりです。公務員らを始めとする、公的サービス業な人々ばかりが肥え太り、その上で、彼らは自らの過ち正すどころか、嘘と欺瞞を繰り返してはそれを認める事すらもありません。

 さらには、前述の「キック・バック」のその源といえる予算の獲得のために「消費税増税」を叫び、そして、その予算の価値をより高めるために「緊縮財政」を叫ぶ有り様です。すべては、彼ら選ばれた者たちが選ばれなかった多くの人々…我々、多くの日本国民から奪うためにしか過ぎないわけです。財務省官僚にすれば、デフレによって、我が国の金融資産…円の日本国債への他には選択肢のない運用状況はそれこそが望むところであり、また、それが枯渇して限界に達したところで、実際に危機を迎えた欧州の国々がそうであるように、外貨建て国債の発行によってさらに彼らの至福の時代を謳歌できるわけです。本当の破綻を迎えるまでのその遠い未来のそのときまで、彼らは延々と他省庁へと「キック・バック」を要求し、他省庁は地方へと「キック・バック」を要求する。順繰りに巡っていって、結局、その最後のしわ寄せは常に我々、多くの日本国民へと押し付けられるわけです。

 私は最近よく思うのですが、小泉政権のその最大の功績は、我が日本国の問題の焦点たる「公務員制度改革」のその必要性を多くの国民に知らしめた事のように思います。一方で、その最大の失政は、その「公務員制度改革」を結局は成せなかった事にある、と私は思うのです。ではm(__)m。