鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

それゆえに57

 世間では、内閣改造を盛り上げんと従来マスコミ…金と権力の狗らが何かとうるさいのですが、その顔ぶれを見ますに、私的には無能と悪意の狗らが雁首並べて恥を晒し、その期待通りに、彼らが何とかの役にも立たずに…いや、さらに事態を悪化させて消え逝く未来しか予想する事ができません。

 まったく、肝心な自民党も現在の体たらくですから、いかに我が日本国における選民様らのその多くが、明らかな質の劣化と腐敗にまみれているかを現実に物語っています(溜め息)。右を向いても左を見てもorz。

 先日、以下の記事の存在を知人から知らされました。

訓練後に死亡の陸自隊員、公務災害認定 防衛省2010年12月27日21時20分 asahi

 陸上自衛隊松本駐屯地(長野県松本市)の1等陸曹(当時48)が駆け足訓練の直後に倒れて死亡したことをめぐり、遺族が公務災害の認定を求めたことについて、防衛省は27日までに、「月平均約80時間の時間外勤務をするなど過重な勤務が原因」として公務上災害と認める決定をした。陸自東部方面隊が公務災害と認めなかったため、国家公務員災害補償法に基づいて防衛省に不服申し立てをしていた。

 代理人弁護士によると、砂原正弘1曹は2005年11月10日、静岡県御殿場市陸自板妻駐屯地で、昇進に伴う教育訓練中に駆け足を終えた直後に倒れて意識不明になり、3日後に心室細動で死亡した。

 防衛省災害補償審査委員会は、砂原さんが倒れる前の2カ月間に休日出勤や医務室当直、自習など平均月80時間の時間外勤務をしていたことを踏まえ、公務上災害と認定した。

 まず、御遺族の皆様には心よりのお悔やみ申し上げますm(__)m。お亡くなりになりました砂原正広一等陸曹のご冥福を、心より祈るばかりですが、その最後に至るまで、その御職務に忠実たらんとなされた事は、もはや私ごときには言葉にもなりませんm(__)m。

 記事を一読して、まず思った事は深い失望でした。陸自東部方面隊の偉い方々には、他者の上に立つ資格…上官や選民たるその資格がありません。御遺族の不服が受け入れられなければ、防衛省の方々にも、私は深い失望を覚えざるを得なかったでしょう。

 部下を守らずして、いったい何が上官か? という話しなのですが、恐らく、東部方面隊の偉い方々は、目先の責任回避に走った挙句、第二の砂原氏を生み出す組織的な弱点を隊に放置したままにする愚をさらに犯しています。そもそもの資格がない、というこれはその証左です。

 人事の刷新、隊の指揮系統、組織全体の立て直しと見直しは急務でありましょう。隊員の士気に関わります。部下は、上官を常に見ているものです。その上で、東部方面隊の組織的弱点を作り出してしまったその要素を、早急に検証、特定、除去せねばなりません。唯一救いがあるとすれば、今が平時である、その事ぐらいでしょう。

 勿論、砂原氏個人の過信がなかったわけではないでしょう。しかし、その職場は常にワン・ミスが命取りとなり、また、ミスがなくとも逃れようのない不運や災厄に常に見舞われる危険と隣り合わせな、非常にストレスのかかる職場であり、ましてや、砂原氏が医官であった事もそれに拍車をかけたのでしょう。本当に貴重な、尊い人材を失ってしまった、といわざるを得ません。

 そして何よりも、防衛省は省全体として、無理な人員の削減…そもそもの予算の削減と余りに過重な負担が、今回の不幸を招いてしまった事を肝に銘じねばなりません。過労死は組織の弱いところで発生しますから、組織的な創意工夫でその場を何とか凌いだところで、新たな弱い部分が必ず生じ、そこに再び必ず発生します。そのスパイラルをここで止め、二度と同じ不幸を招いてはなりません。

 狗の巣窟たる財務省厚生労働省は、今に至るも過労死の一人も出していませんから、かの省に、そのための組織的ノウハウの教えを請うと良いでしょう。ま、そもそも、彼らはまともに仕事をしていない、って話しですが、それでも、ダメ元で教えを請えば、意外な発見や参考となる事例や、何より、予算増加のためや隊員らの士気の向上に資するところ大となりましょう。砂原氏の無念の死を、尊いその死をけして無駄にせぬ事こそが、今、防衛省が一番に求められています。

 常在戦場といいますが、あなた方は国防という名の戦争を日々戦い、その戦場に常に立っている事を自覚すべきです。あなた方の不作為や無能は、貴重な隊員の命を容易く奪うのです。ではm(__)m。