鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

『釣り』?

 安倍新首相の所信表明演説が行われましたが、自民党よりである私の目から見ても、ちょっと具体性に欠けたように感じるのは、やはり前首相の小泉総理があまりにも個性的で、かつ郵政民営化など、一点突破型の政治家であったからかもしれませんね。

 そう考えると、安倍新政権はその小泉前首相の一点突破のぶっ壊しの後を受け、いわば新たな創造を担うわけですから自然一つに絞る事は難しく、あえてどれかに絞る事を避けたのかもしれない、と思うのは、ひいきの引き倒しでしょうか(笑)。

 というのも、早速、野党各党はその具体性が見え難いところや、小泉前首相のようにやりたい事がハッキリしていないところを突いた発言をしていたり、何だか的外れな理由でとにかく無理矢理非難していたりと、ちょっと真剣に見ている人々には、野党各党の方が、それは漠然としたものではあったとしても、「何かおかしい」と思えたのではないでしょうか。

 実際、自爆体質の民主党はいつもの通りで、共産党社会党(すいません、捨民…もとい、社民党ですね(笑))は語るに落ちたといってもいいでしょう。国民新党に至っては、なぜ結論がそうなるのかよくわからないといった具合です。相変わらずといえばあまりに相変わらず…なんといいますか、小泉前首相のときより更に、野党各党は劣化しているような気がします(笑)。

 私が、「ああ、これは『釣り』か」と、思い至るまでにあまり時間はかかりませんでしたが、安倍新首相のその真の目的がわかり難いために、やはり、ちょっと気付くまでには少し時間がかかりました。すいません、どっちだよ、の突っ込みはなしの方向でm(__)m。

 今回の所信表明演説は安部新首相の野党に対する、いわば『釣り』演説と見ていい、と私は思っています。最近の自民党、特にファンタジスタ麻生大臣に良く見られるあの『釣り』です。最近では、どうやらロシア、プーチン政権も早速麻生大臣の発言にまんまと釣られていますが(笑)、その『釣り』ですね。

 野党各党は、早速これ見よがしに発言した事を、今後臨時国会の審議の中で整合性を付けて、自分たちの行った発言の責任を取らねばなりません。それも、裏も表も知り尽くした、実務向きなバランスの取れた安倍新政権相手にです。これは私から見ても、結構大変な事だ、と思います。

 なぜなら、これまで通りのいいっ放しでは、今回の安倍政権は揺るぎもしないでしょうし、今回の安倍政権を揺るがすには、自らの具体策をあらかじめ講じた上でその議論を挑まねばなりませんが、中途半端なままでは逆に実務に慣れている安倍政権にそこを幾らでも指摘され、それによって自らの不明を広く世に晒す事になります。

 つまり、今回の安倍新首相の狙いは、野党各党を自らの改革路線の継続に引きずり込むと同時に、その野党各党が普段どれだけ裏付けもなしに、ただのいいっ放しの発言をしているかを広く世に広めるためではないか、と私は思うわけです。今ごろ彼らはそれに気付いて、頭を抱えているのではないでしょうか。

 勿論、所信表明自身の内容も、どちらかといえば従来よりも若い世代に訴えかける内容とも見て取れる、なかなか隙がないともいえるものです。ま、いずれにせよこの臨時国会において、安倍新政権もその具体性を国民に向けて披露せねばなりませんから、その意味では、すでに我々も釣られているのかもしれません。勿論、国会中継を見るようにですね(笑)。

 ま、私は早速釣られていますが、それにしても最近のマスコミと国民との意識の乖離は、日ごと深刻の度合いを深めているようにも思えます。例えば安倍新政権の支持率などを見ても思うのですが、これほどのネガティブ・キャンペーンをマスコミが行っていても、安倍新政権は、その日本国民の半数以上に確実に支持されているのが現実です。

 マスコミは、この点をもっと深刻に受け止めるべきなのですが、2007年の団塊世代大量退職までは、この事態の改善はなかなか難しい、などともいわれています。しかし、それを待っていては、国民のマスコミ離れが深刻になり過ぎて、もはや取り返しが付かない事態になる気もするのですがねえ(溜め息)。一部特定勢力も、いい加減それ気付けばいいのですがね…ま、彼らは死ぬまで直らないか(笑)。

 私のように、一部の左向きの人間が急に右旋回する流れも、要は安易な嘘をただ垂れ流し、それがばれた後も口を拭って、まるで人事のように何も統括しようとしない団塊の世代に対する不信感がその根底にあると思うのですが、何というか、団塊の世代というのは、やりたい方題するくせにその責任は一切取らない世代、なのかもしれませんねえ(溜め息)。

 ま、その分彼らはその発言力をどんどん失っていくわけで、後にその責任だけを取らされる世代に逆にいいたい方題されるわけですが、もう少し、何か後の世代のために、もっとためになるものを残して欲しかったような気がします。今の日本にある旧弊は、すべてあの世代が残し、そして残そうと、今現在もしているものばかりのような、そんな気がするんですよ、私には。

 ま、次の世代の代表例である安倍新首相が、次々とその旧弊を打ち破ってくれると私は信じていますがね。そうでも思わないと、ぶっちゃけやっていられません(笑)。色々と動き出そうとしている世界情勢も含め、安倍新首相、どうかよろしく、という事で今日のところは、ではm(__)m。