鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

なぜ、私は彼らを非難するのか

 鬱のビックウエーブに飲まれ、昼過ぎごろにようやく起き出してテレビを点けると、国会、参議院予算委員会質疑が絶賛開催中。相変わらず、野党は不毛な議論中心にバカな論戦を与党に挑んでいますが、今日の民主党は領土問題で、相も変わらずネチネチネチネチ…竹島だ、対馬だと、なぜ先日の首脳会談ではこの問題を取り上げなかったのか、と、与党に、安倍首相に絡み付いています。

 まったく、そんなにバランスの取れた実務的な強力布陣の安倍政権が怖いか、と、私などはつい思ってしまいます。おそらく、私のこの考えは、そう的外れなものではないでしょう。確かに、領土問題は重要な国の基幹問題とはいえますが、それを首脳会談の途絶えた国と会談を再開するにあたって、いきなり相手に訴えてどうしろというんでしょうね。実際に国を背負っていないとはいえ、もう少し危急の問題は他にないのか、と思ってしまいます。

 ま、確かに、半島の下の大統領、我らがファンキー・ノムタンは、首脳会談のその場において、相手を遮って延々四十分ほどを靖国・歴史問題に費やしてしまい、隣に控えた潘基文通商外交省の、共同声明のために早く本題へ、というメモも無視してしまい、結局、核実験非難の共同声明は出されませんでしたが、彼らはそんな指導者を何より求めているのかもしれません。そうすれば、非難轟々、幾らでも好き放題非難できるでしょうからね(笑)。国益を考えろ、いい加減、この国の国益を(溜め息)。

 靖国・歴史問題などでは安倍首相のガードが固く、なんら得点にならないどころか、自らの失点にのみにしかならない事に気付いたのは結構な事なのですが、それで、今度は別の不毛な、容易に答えが出ず、延々いかようにも非難だけが出来る問題にただ逃げるだけの野党の今の姿が、一体どれだけの国民に支持されると思っているのか。彼らはいささか、ネットによって知識や判別能力を養いつつある今現在の有権者を、少々甘く見過ぎているのではないでしょうか。

 勿論、全てが全てそうではありませんが、それでも時間の推移と共に、それは老若男女を問わず、日々確実にその数を増やしつつある今日の現実を、彼らはいい加減早く気付いたほうが良いでしょう。しかもネット内の世論は現実社会の世論よりも、私が見る限り、論理の積み重ねにおいて非常に優れています。積み重ねに優れているだけに、一度それがネット内で醸成されてしまうと、それらは容易にぶれる事がありませんし、また、突き崩せるものでもありません。

 彼らは一刻も早くそれに気付き、今まで通りの言いっ放し体質を、御願いだから一刻も早く改めていただきたいものです。おや、突然、教育や国連の敵国条項に言及し始めましたね。アイヤー、残念ながら、教育には触れた程度…ありゃ、敵国条項もやっぱり触れただけでした。先ほどまでのねちっこさはドコへやら、深めるべき議論を後に回して、この西岡某なる議員は一体何がしたいのでしょうかね。やっぱり、仕事しているふり、だけのようにしか見えません、残念ながら、私には。

 流動的な今現在の世界の動きに比べ、この日本の国会の野党側が仕掛ける不毛な議論による物事の遅滞振りは、いささか致命的に過ぎるような気がします。勿論、本来実務レベルの議論というものは総じて散文的なものであり、遅々として容易に進むような事柄ではないわけで、元来、法治国家たるものの国家運営、自由民主主義の国家運営というのはそういうものなのですが、彼らの行う議論は、何ら積み重ねるものではありません。そこが、私はとても腹立たしいのです。

 この日本国という自由民主主義によって運営される法治国家は、愚鈍で、愚直な日々の国家運営によって支えられています。それは、何より、凡庸な人々がその運営に携わる事を前提としたものであり、世に稀なる天賦の才に恵まれた方々の奇跡的な登場という、至極稀な機会に頼るものではなく、常日頃からの凡庸な人々の、愚鈍ながらも愚直なその積み重ねにこそ、その重きを置いた政治形態であるわけです。ま、ウサギと亀の寓話みたいなものです。急激な変化よりも、何より着実さを選んだわけですね。

 それは簡単にいうと、何かそこに不都合が生じると、そこで始めて物事が動き出す体制であるわけで、問題が生じたときに「今回は仕方がないけど、でも、これから後、同じ事しちゃダメだよ」と、その組織の規模に応じて全員に宣言して、新たなルールを一つ定める事でルールを一つずつ積み重ね、その社会をゆっくりと進化させて行くものであるわけです。勿論、見なかった事にしたり、知らなかった事にしたり、なかった事にして、それをそのままそっとしていてはいけません。問題の先送りは、そのまま何も解決していないからです。

 すべての社会において、問題をそのまま先送りする事は、そこに歪みを残す事に他ならないのです。歪みはルール適用の不公正に繋がり、そこから直ちに組織的な腐敗が始まり、そしてそれは腐政の温床となり、その後の積み重ねにも歪みをもたらして、そして社会全体の腐敗へと繋がるのです。小泉前首相は、その社会腐敗の温床、腐政の温床となった一部の既得権益に、様々な障害を次々と排除してメスを入れた人物でしたが、勿論、それで全ての問題が解決したわけではありません。

 この日本社会には、いくつもの重層的に絡み合った腐政・腐敗の温床ともいうべき歪み、主には既得権益がいまだ幾つも残っているからです。「改革は終わらない」とは、小泉前首相の言葉でしたが、まさにその通りで、これからも日本は、延々と日々改革を続けていかなくてならないのです。日本に時間がない今このとき、形だけでも二大政党制という改革向きな政治形態の中にいながら、ただ単に反対するだけで、改革競争に一向に乗ろうとしない民主党を、私が常日頃から非難するのは極当たり前の事だと思います。

 国益を考えろ。個人レベルの利己的な保身ばかりだけではなく、いい加減国益を。それが、他ならない公人たる政治家の務めであり、彼らのこの日本社会における存在意義に他ならないのですから…と、いっても、彼らにそれは無理な事なのかもしれません。先日、枝野議員が国会で展開した貸し金業の金利の議論、アレにはもう一つの側面があります。それは、業者への恫喝です。金をもっと出さなければ、今よりも、もっとこの議論を深めるぞ、という、業者への恫喝です。どうです? なかなかイヤ〜ン、な、感じでしょ?

 アレから一度も、民主党は、それが多大な支持に直結するにもかかわらず、まるでなかったかのようにあの問題を持ち出しません。つまりは、民主党が納得するだけのものが、きっと納められたのでしょう。笑うしかない、これが今の日本政界の現実であるわけですね。労組との癒着といい、まったく奴らと来た日には…ま、一日も早い日本政界からの消滅を、私は心より願っています。うーん、ちょっと感情的になりましたが、今日のところはこんなところで、ではm(__)m。