鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

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再生への切っ掛け5(そして再生へ)

 で、まあグダグダ話をこねながらここまで来たわけですが、恐らく再生の切っ掛けとして安倍首相は、まず教育の再生をまず第一に挙げているわけです。見方を変えてみると、それだけ時間のかかる教育の再生は学校、わけても現在問題を多々抱えている公立の学校を開かれた形に造り直し、何より教師をできるだけ世間に、第三者に触れさせる事がまず必要不可欠である、という事は、私のみならず、他の多くの人々がすでに考えている事でもあります。ま、人間大なり小なりはあれど、考える事は大体において一緒なわけですね。

 現在すでに、学校を開かれたものにするべく、二つの試みがすでに始められており、文部科学省、他府県の教育委員会、そして校長経験者によって構成される、まあ、一応の第三者による学校評価制度がその一つです。ただ、その期間は基本的にわずか一日だけであり、一教室辺りの評価に使える時間が僅かに10分と短く、そのため詳細な評価は当然難しくなり、その評価事態も自然抽象的になりやすく、故に現場へのフィードバック性に大きく欠ける点など、いかにもお役人が体裁だけのために取り敢えず整えた形だけの試み、と見れなくもありません。たぶん、そう考えて間違いないでしょう。いくら何でも、今後の課題が多過ぎです。

 そしてもう一つは、東京の一小学校が独自に取り入れた試みなのですが、こちらは生徒の保護者を対象とした評価制度となっています。ま、授業参観の延長みたいなものですが、年間30回ほど行われているのです。こちらは、その評価が詳細であるだけにフィードバック性が非常に高く、当の保護者のみならず、現場の教師たちにもおおむね好評のようです。勿論、中には保護者側の無理な要求も出る事があるのですが、そのすり合わせが前者に比べればずっと容易である事から、特に齟齬が生じる事がないようです。ま、目に見えての改善が可能ですから、そこら辺りが保護者側も、そして学校側にもおおむね好評のようです。

 教育再生諮問会議においても、すでにこれらは教師の能力主義評価などと共にすでに検討課題とされているそうですから、安倍政権にはぜひともお役人たちに負けず、真に開かれた学校教育像を目指し、そしてそれを早期に確立する事に頑張ってもらいたいものです。ま、今回の教育再生諮問会議には、あえて教育基本法改正反対派ともいうべき人々なども何名かいるようですから、そう簡単な事でもない気もしているのですが、ま、それでも広く意見を聞くのは民主政治の基本中の基本ですし、仕方ないといえばそうなんですけどもねえ(溜め息)。

 もっとも、教育の再生は学校や教師のみならず、生徒の保護者たる親や地域も同時に再生していかねばなりませんから、どうしても様々な局面でそれらをもすり合わせしながら進める事が不可欠であり、その観点からも、私は開かれた学校を一つのキー、鍵として、この一大再生事業を推し進めるべきだ、と感じています。ま、元々は国防のためとして世界番長で開発されて来た経緯のあるネット、このインターネットの拡充と整備の基点の一つとして、開かれた学校像を安倍首相は考えているのではないのか、と私は妄想してたりするわけです(笑)。

 インターネットなどのいわゆるデータ・インフラの全国規模の整備拡充は、単に国防のみならず、三位一体改革の観点や、地域間でのデータ・インフラ格差解消と同時に、企業誘致上の地域間格差是正の第一歩でもあり、そして道州制の導入や首都移転など、主に地域経済の再生にも道を開くものである、といえるでしょう。めったやたらと箱ものを造るのではなく、今ある施設をも活用して行くのが理想ではありますが、ま、それによって道路などは特に整備が進む事となる気がします。情報のやり取りが進めば、どうしても物流の流れも活発になりますからね。

 勿論、ネットの大きな基点は各都道府県庁舎をその基点とし、そこから更に警察・消防・自衛隊・各合同庁舎や末端の行政サービスセンター、そして学校や病院などへと繋がれる事になるでしょう。いわゆる電話会社のものとは、複数の別ラインとなるかもしれません。なぜなら、ネットワークの構築は、常に非常時をその念頭において考案されなくてはならないからです。電話会社は別ラインの保険として、やはり独自ラインを構築しておいてもらわなくてはなりませんが、どれほどの莫大な資産や人員、そして時間を要するかはひとまずおきましょう。妄想ですからね(笑)。

 本当は更に、緊急時に備えてそれぞれ更に細かく、あちらやこちらと複雑に繋がねばならないのですが、それも今回はひとまずおくとしましょう。話がちっとも進まなくなりますからね。その方法は一つだけではないですし、ましてや…あー、そう、学校です。開かれた学校を考えるとき、まずは非常時緊急時から考えるとわかりやすいかもしれません。緊急時の避難場所として考えれば、勿論警察や消防、そして病院、場合によっては自衛隊とも繋がる事が望ましく、地域一帯が停電に見舞われた際も、学校に来れば少なくとも情報が得られる体制が望ましいわけですね。

 ま、それだけでも、先生方にとっては結構な大仕事であるわけなのですが、なあに、その地方公務員にも負けないぐらいの高い給与を考えれば、もう一流企業だってそうそうかなわないほどの給与所得ですから、そうそう簡単にイヤとはいわせません。ま、イヤなら辞めれば良いのですし、これからの日本においては教職とは一種のエリート職とすれば良いのです。第一非常時緊急時はマニュアルに沿って動くのですから…ま、訓練は必要ですが、なあに、大した事でもないでしょう。給料分働いてもらうだけの事です(笑)。

 そして平時においては、そのネット環境を生かして、学校のありのままを広く地域に公開するのです。保護者の方々は子供たちの様子をリアルタイムに見れますし、先生方は自らの仕事振りを広く世間に認知してもらえるわけですね。ま、いわゆるダメ人間のへっぽこ教師は自らのまずい仕事を公開し、DQNな家庭で育つ問題児たちは、自らのその問題児振りを保護者に直に見てもらえるわけです。いやあ、緊張感がある事でしょうね。まさに毎日が授業参観日ですからね。連絡事項なども、ネットで発信すれば良いのですし、これからは空き教室を使ってカルチャーセンターなどを開く事もできるでしょう。

 ま、単なる妄想爆発ですが、それぐらいやってもらっても十分なくらい、現在の公立学校教師というものは高い給与を十二分にもらっているんですね。先日、財務省諮問機関の2007年度予算の財政制度等審議会でも、早期かつ大幅な引き下げの必要性を確認されるぐらい、現在の公立学校の教員給与は地方公務員に比べても高い、という事なのです。その極端に恵まれた環境を、彼らの多くが適正には活用していない事は、今現在の学校教育の現状、惨状が何よりも雄弁に物語っています。ま、この時代の流れもまた、彼ら自身の歪んだ行いの積み重ねが招いた自業自得というわけですね。

 いずれにしても、一刻も早い教育の再生が望まれる事には違いがありません。本来なら…ま、民主党に期待する方がどうかしていますね。或いは、前テカさんが、とも思うのですが、さて、どうなる事やら(溜め息)。滅ぶべきものは、一刻も早く滅んで欲しいものです。でも、害虫ほどしつこいんですよねえ。っと、いう事で、ではm(__)m。