鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

コインは回り続ける

 アメリカの大統領選で、民主党オバマ氏が当選を確実にしたことを、先ほどのニュースで知りました。これでアメリカは、外交的に宥和路線に舵が切られることが確定しました。恐らく、その内政的にも、今後長期の間に渡って混乱が長引くことになると思います。アメリカの、今後の世界におけるプレゼンスは、必然的に低下の一途をたどることでしょう。

 そして必然的に、アメリカのそのプレゼンス低下で生じるパワーの空白を、憲法九条を掲げる、世界で唯一の平和国家たる我が日本国がその空白を埋めることが望ましいのですが、残念ながら、田母神俊雄氏の論文に対するネットでの多くの反応などを見ていると、我が日本国には、しょせん時期尚早な夢物語であったかも知れない、という思いが私には拭えません。

 呆れ果てるしかないのですけど、某巨大掲示板などでは、あの論文のすべてを「コミンテルンの仕業です」のレッテルの貼り付けで貶めて、まるで、祭のように騒いで悦に入っている書き込みが氾濫していました。ですが、そのレッテル張りへの誘導こそが、まさにコミンテルンの情報工作…インテリジェンスでは? という、自らのその行為を、まず一歩退いて、落ち着いて眺めて見る客観的な視点が彼らには欠けています。

 これは、インターネットが持つ、その匿名性という性格上致し方ない性質なのでしょうけど、餌…貶める対象を与えられると、リアルよりも社会的摩擦が極端に少ないために、まるで飢えたピラニアのように、その対象に脊髄反射的に…つまりは深い考えもなく、我を忘れて本能的に群がり貶めては、下らない、ちっぽけなそのプライドを満足させようとする自己満足のための行為なのですが、基本的に、その手の本物の莫迦が、もう本当に群れを成すほど存在していないとさすがにこの状況は成立しません。

 つまりは、それだけネット上にも


本物の莫迦が腐るほど多い


という、これは明確な証であるわけです。

 またあるサイトでは、ご本人は、ある程度の知識を得てすっかり賢人になったつもりですが、古くから、アングロサクソン・ブラザーズらの用いて来た世界での分断工作を例に挙げて、よりにもよって、コミンテルンのエージェントと意気投合したことを自慢げに披露されていましたが、それこそが、彼らコミンテルンが浸透戦略を有利に進めるためのインテリジェンスでは? という、虚心に、今の自分の置かれている状況を疑うべき視点がきっちり欠けていたりします。お前がインテリジェンスを語るな、って話です。

 もうさすがに、ここまで、我が日本国のナイーヴ過ぎる散々たる現状を見せ付けられると、田母神俊雄氏が、その職を賭してまで今回の論文によるひとつの賭けをするほどの価値が、果たして、今の我が日本国、そして我々日本人にはあるのだろうか? と思わずには居れません。彼らに共通して欠けていることは、自らを客観的に見つめ、そして虚心に、その自らの姿を恥ずべきものであるかどうかを、ほんの少しでもいいから自問するような謙虚な姿勢です。

 古くから、我が日本国では、極当たり前のように親から子へと引き継がれて来た、何ら特別ではない、極ありふれた常識や生きて行く上での大切な規範なのですが、彼らは、その人生において、恐らくは、それを学ぶ機会をまったく与えられなかったのか、或いは、ちっぽけなプライドを満足させるための下らない自己満足のために、本当はとても大切なそれらを自ら捨て去ってしまったのかも知れません。


我が日本国は莫迦が多すぎる


 つい先日、友人らが、私にいったその言葉がいまさらのように思い出されます。

 もしかすると、今回のアメリカ同様に我が日本国も、もう一度、かつて我々日本国民が誤って、災厄だけしか残さなかったあの左派政権を誕生させたときのように、もうこっ酷く、もう一度あの散々だった「失われた十年」を経験した方が良いのかも知れません。そうすれば、どれほどに絶望的な莫迦の群れも、さすがに懲りて、ちょっとはその考えを改めるのかも知れません。そうすれば、さすがに、どんな絶望的な莫迦でもいい加減自らの莫迦さ加減に気付くでしょう。

 ただ、我が日本国民の欠点なのですが、怒り心頭に達した瞬間に、極端から極端へと、その感情と行動がどうしようもなく振り切れてしまうことを私は恐れていたのですが、結局、我が日本国が真の意味で目覚めるにはそれしか方法がないのであれば、ソフトランディングなど、着実に歩みを進める安全な方法など模索することもないわけで、恐らく、そのときに流される血の量は、きっとおびただしくおぞましいほどのものとはなりましょうが、それもまた、歴史の転換点の宿命とあきらめるべきなのかも知れません。

 ただ、ピンチとチャンスのコインは、未だ、風に吹かれて回り続けています。もうすぐ、田母神俊雄氏は、その所期の目的を達成しようとしています。現在、我が日本国のその後の歩みは、相変わらず情けのないことに、その田母神氏個人の器量と才幹にかかっている、といっても過言ではありません。我々保守派が、ここで一致団結して風を生まずしていったいどうするのか? という思いはありますが………しょせん、これは莫迦にはわからないことなのかもしれません。

 後はタロサに………やっぱり、個人の器量と才幹に委ねざるを得ないのが情けない限りです。ではm(__)m。