鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

最悪を考える

 メキシコとアメリカで確認された豚インフルエンザに、世間…主にマスコミが何かの祭のごとくはしゃぎまわっている印象があるのですけど、確か以前「たかじんのそこまでいって委員会」で、世界ではすでにインフルエンザはさほど危険視しておらず、当時の日本政府の対応はまるで一周遅れの後手の対応のごとき批判的論調で発言していた連中は、いったい、今回のこの件を目の当たりにしてどうするのか………ま、どうせいつものスルーなのでしょうけどね(笑)。

 当時、遺伝子レベルで頻繁に突然変異して自らが生き残ることを目指すウィルス相手に何を生ぬるいことを、と聞き流していた記憶があるのですが、結局、まず批判ありきで頭の中でだけ思い付きのように考えて作られたような番組では、害にはなっても何ら益にはならない、という厳然たる事実の前にそれが明確になる、これはその良い証左でもありましょう。勿論、政府に官僚的な前例踏襲主義に変にこだわる部分も幾分かはあったのでしょうが、それでも、過去にあった災厄には必ず備える、という基本的、根本的な大筋を政府が外れていなかったことは評価すべき点でしょうね。

 結果が全て、とはいい切るつもりはありませんが、それでも、政府の素早い水際対応と、そしてインフルエンザ・ワクチンとタミフルリレンザのような坑インフルエンザ薬の2種類の選択肢を用意し、万が一に備えていたその結果が、国防の観点から見れば間違いなく正しい選択であったわけです。その政府の姿勢をあのとき非難していたあの番組の連中は………ま、スルーして「なかったこと」とし、きっとすぐに忘れてしまうのでしょうね(笑)。最悪、民主党のような大衆迎合型政党が政権与党であった場合には、目先のことに右往左往し、挙句、最悪の結果を招く可能性も確実にあったわけですけどね。いやはや、まったく、未だ麻生政権でよかった(笑)。

 いずれにせよ、現段階では、感染爆発前…いわゆるプレ・パンデミックの状態で発見され、そしてそれに対する対処が全世界的規模ですでに始まっていますから、油断するようなことがない限りは、パンデミック…感染爆発に及んだり我が日本国がそれに巻き込まれるような危険性は非常に低い、といえるでしょう。また、医療体制に差があることからも断言できるものではないのかも知れませんが、メキシコでは死者が多数出ているものの、地続きのアメリカではその発症例が極端に少ない上に死者も発生していないことからも、最悪、同じ種類のインフルエンザであったとしても充分日本の医療施設で対応可能な程度の毒性しか持っていない、致命的毒性を持たないか、或いは、全く別の2種類のインフルエンザ・ウィルスのようにも思います。

 ま、今後、よっぽど油断するようなことさえなければ、それぞれの国で局所的に封じ込め、その上で集中的な対処を行うことで根絶することができるでしょう。思えば、今回、以前の中国で発生したSARS…サーズ・コロナウィルスのように、万一、お隣の中国で発生していたとしたら、と思うと、ちょっと色々と恐いことになっていた可能性がありますね。隠蔽大好きな面子重視の共産主義国家、その上に、現在WHOのトップはその中国人で、しかも我が日本マスコミはかの国のトップには色々と頭の上がらない状態ですからね(笑)。まったく、絶対にありえない、とはいい切れないことそのものが困りものです(溜め息)。ま、最悪を考え、それに備えることの大切さを改めて今回思い知った一件でした。ではm(__)m。