鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

それゆえに45

 移り行く日々の中で、様々な事柄をあれやこれやと人々と話し、あーでもないこーでもない、と益体もなく下手な考えを巡らしていると、凡愚は凡愚なりにでも、そこそこの結論には何とかたどり着けるわけですが、結局、常に物事の本質はその先に在って、その本質に容易にたどり着く事の出来る人々こそを、真実「選民」と呼ぶべきであるのでしょう。

 ただ、凡愚たる我々には、それを進行中の時間である「現在」の中で捉える事は非常に難しく、結局、停止した時間である「過去」の中で初めて認識するのがせいぜいです。三国志における英雄の一人に数えられる、あの諸葛亮公明(しょかつりょうこうめい)の逸話にもあるように、後世の人々が彼の為した、また、成した諸々を振り返ってようやくその偉大さに気付いたようにして、時代の節目、その流れの切っ掛けや分かれ道、分水嶺もまた、その多くは、「未来」から過ぎた「過去」を振り返る事によって初めてそれとわかります。

 ただ、時代は進み、技術が遥かな進歩を続けたその結果、この現代においては、かつての過去の時代に比べれば、遥かにそれに必要な時間が日々短縮されつつあり、また、現実に日々短縮し続けているのを私は実感しています。勿論、それは私が特に何かに秀でているわけではなく、ただ、ちょっと特異な視点の持ち主である事や、かなり特殊な価値観を経験してきたからでもあるのでしょう。しかしそれは、別になくても大勢に影響のない要素のいくつかにしか過ぎません。

 結局、突き詰めて考えるとこの「ネット」という空間、そして道具が、いかに革命的に人類のコミュニケーションを進化させたかに尽きるでしょう。つまり、議論、記録、分析、その発信や俯瞰…は分析か(汗)…などなどと、情報を幾重にもいかようにも扱え、加工することのできるこの「ネット」と呼ばれる新たなコミュニケーション・ツールであり、同時に、それによって形成されるこのスペースなくば余り役に立たない、社会に大きな影響を与えられない事ばかりであり、常にそれに大きく依存している事は確かです。個人の足らざるを補完し、また、その能力をさらに伸ばす事においても、これほど優れたモノを私は他に知りません。

 つい最近…ホンの数年前まであれば、未だ新し過ぎていたこの「ネット」は「リアル」にそれほどの浸透を遂げておらず、まだまだその影響も微々たるものにしか過ぎないものでした。あくまでも「リアル」のその一部にしか影響しない、大勢を動かすにはとても及ばなかったのですが、ついにというか、やっと、この「ネット」という道具であり、その空間は、今や「リアル」のその大勢に確かな影響を与えるまでになった、といえるのでしょう。全ての人々が、いつのまにかそれを好むと好まざるに関わらず、時代の移り変わりの大きな分水嶺を越えてしまっていたわけです。その事をいい加減、時代をリードするべき…いわゆる選民と自らを自認する人々は真剣に認識せねばなりません。

 ま、目先の事ばかりに捉われてばかりの現代の選民様連中には、馬の耳に念仏、猫に小判、さぞ豚に真珠であろう事は、私ごとき凡愚にでも容易に想像できますが、最近の選民様連中のその小もの振りや小心もの振り、その器の小ささ加減には本当に呆れ返ります。そのくせ自意識ばかりが人十倍ぐらいに肥大しているようですから、他者の能力を認めなかったり、善意の忠告すらもまともに聞けずにこれまで生きてきたのでしょう。それは単に一種の精神障害であり、つまるところ、もはや病気に域にまで達していそうな方々を多く報道で目にします。

 受け継ぐべきを正しく受け継ぐその機会を、かつて自らのその手で台無しにし、また、選民の義務ともいえる他者を活かすことの責務を放棄して、単に利用するためだけの技術と方法を磨いてきた人々。ま、世にいう人間のクズとはまさしく彼らのことですorz。他者は使うのでなく活かし、苦労には報い、それを正しく理解や判断するために己を磨く…つまり、基本的に馬鹿じゃダメってことなのですがね(笑)、他者の苦労を理解してそれに報いるには(溜め息)。選民の受け継がれた伝統…その蓄積されてきた知恵と記憶を彼らが微塵にも受け継いでいない事が私の外道アイ…目線には明らかです(笑)。

 当面、タロサや孝太郎氏、後はアベシぐらいにしか期待は持てないでしょうね(溜め息)。経済ならホンダの経営陣ぐらいで、後は有象無象の能無しの群れのような気が私はしています。ギリギリ、パナソニックの経営陣が及第点かも知れませんが、それでも、やはりこの両者においてもえげつない話しを結構耳にしていますから、世代交代後はどうなるものやら知れたものではないのですけどね(溜め息)。商売の基本…のみならず、何事にも通じる事なのでしょうが、活かさず殺さず…言葉を変えるなら、たずなを握るとか緩める…ま、要はバランスよくコントロールする事なのですが、野放しにしたり殺しちゃったりでそりゃあ経済規模は縮小し続けるでしょう。需要は増えない上に、自らの手で育てるべき市場を殺し続けているのですからね。

 バブルの夢…というか、そのときについてしまった癖が、身に染み付いちゃっているのがもうはた目にも丸わかりで、きっと、すでにそれが恥ずかしい事であることも遠くに忘れ去っているのでしょう。彼らの根本的な間違いは、組織のトップが馬鹿でも務まると勘違いし、さらには、自らがその馬鹿である自覚がまったくない辺り………ま、いいですけどね。私は私にできることをし続けるのみ(笑)。ではm(__)m。