さて、結局、自称…いや、詐称「選民様」らは先のエントリー更新時からの時間を無駄にし、復興基本法案成立、一刻も早い2次補正の提出、会期延長や通年国会の決定を単に先送りしただけとなりました。ただでさえ遅れていた状況を改善するどころか、さらに3週間ほど先送りした挙句、自らのその本性を世間…このネット…にさらしてしまった事に………ま、きっと気が付いていないんでしょうねぇ(溜め息)。
繰り返しですが、皆様すでにご存知のごとく、私は元極左であった程度の単に凡愚な外道に過ぎません。中国人老師の優れた教えのおかげで、人類社会におけるダークサイドから脱しはしましたが、しょせんはその不肖の弟子でしかありませんし、明らかに秀でているものは、共産・社会主義というダークサイドでこの身に染み込んでしまった外道にしか過ぎません。
その外道も、こうして片隅とはいえネット上にある以上は、人々のそれぞれの個性や資質による取捨選択、選別の洗礼の下にゆっくりと形を変えながら拡散し、やがては多くのネットユーザーのフラット化…標準化や常識化に資する事となり、いずれは私の外道もそこに、このネットの海に埋没するわけです。
そのときこそが、私のすべての役割が終えるときなのでしょうが、………ま、きっと、その後も何かと呟くのでしょう(遠い目)。
で、今さらですが、先のエントリーで私が恐れていた事は、今回の不信任案が小沢被告の主導の下にいわゆる「無名の師(シ)」…つまりは大義名分なき無用の争いとなる事でした。結果、現実はその通りとなってしまったわけですが、幸いな事に、散々従来マスコミにベタベタに甘やかされていた菅氏をその首魁に頂く首脳部が、いつものように最悪の斜め上に飛んでくれた事で、少なくとも、やらないよりはマシな程度の意味は生じる事になりました。
ま、彼らは幾重にも菅氏に、そしてその首脳部に感謝すべきでしょうね(溜め息)。特に、小沢被告の思惑通り、ピエロとして踊らされていたボンクラ谷垣自民党執行部は、今後菅氏に足を向けて眠らない程度には感謝せねばなりません。あそこで菅氏が、いつものように斜め上に飛んでくれなければ、従来マスコミの作り上げていた党利党略、私利私略の雰囲気が今後も続いたでしょう。矢面に立った自民党に、その矛先は向かっていましたしね。
現実に、いきなり菅氏のクビに狙いを定めた今回の不信任案は、あの斜め上がなければ、単なるコップの中の争いにしか過ぎませんでした。あそこで菅氏が斜め上に飛んでくれた事で、やっと、あの不信任案が、いうなれば私益8割に公益2割程度に落ち着いたわけです。かかるこの時期、被災者らの一刻も早い救済の大義名分を抜きにして、政治ができると考えている事自体が、いったい彼らが何者であるかを我々に如実に教えてくれています。
「民主主義は急がば回れが上手く行く(意訳)」
かのチャーチルが言った言葉ですが、ろくに今後の展望もなく、非才であるがゆえに党内での立場を悪くしていた、ボンクラ谷垣の自民党執行部が小沢被告の奸計にハマった事を私が最初に疑ったのは、あの40名ほどの保守派の造反を招いたドイツとの修好150年周年決議のときです。
すでに民主党は、あのとき菅氏派と小沢被告派の明確に2つに割れており、それが今回の政府の震災対応の遅れの一因であるが明らかであったのですが、青山繁晴氏によれば、ボンクラ谷垣氏はその民主党を2つに割るべく小沢被告一派に接近したらしいのです。が、どう見ても「お前が割られとるがな(´・ω・`)」な結果になったわけで、私はこのときから、その後の動きを追わずには居られなくなりました。
で、何度かの若手議員の勉強会を経て、ボンクラ谷垣自民党執行部の不信任案への準備行動を見て、どうやら直接菅氏のクビを狙った不信任案を画策している事を確信したのが、先のエントリーの更新したときであったわけです。自らに課していた制約上と、また、滅多にない人々の地金が明らかとなる事案でもあった事から、自己満足以上にあまり意味のないエントリーとなったのですが、その後、明らかとなった事実と3週間の時間の無駄との狭間で、ちょっと今は懊悩(おうのう)しています。
凡愚であるがゆえに、私にある種の甘えがあったのは確かで、タロサ…麻生太郎氏を過大に評価していた事のそのそしりを免れ得ないと感じたのは、先の不信任案後の、氏が率いる会である「為公会」での例会挨拶の要旨を目にしたときです。
あのときの足らざるは、未だ足ることなく氏の中でそのままであり、また、いかに以下のような事があったとはいえ、
自民 党改革巡り論議活発化へ 5月30日 4時18分
自民党の党改革を巡って、党の改革委員会が「派閥は党運営に関わらない」などという記述を盛り込んだ素案を取りまとめたことについて、派閥の幹部などから反発する意見が出ており、今後、党内論議が活発になることが予想されます。
自民党は、政権奪還のためには、『党の体質が変わった』ということを示す必要があるとして、党の改革委員会で議論を進めており、このほど、委員会の中に設けた部会が党改革についての素案を取りまとめました。
この中には、「派閥は、総裁選挙や党の人事など党運営には関与しない」という記述や、「引退する党所属の国会議員の選挙区から、配偶者などが立候補する場合は、次の衆議院選挙から公認しない」などという項目が盛り込まれています。
さらに、今後の検討項目として、「総理大臣経験者は、次回の衆議院選挙から公認しない」という内容も明記されています。
これについて、派閥の会合で、伊吹元幹事長が「わたしは党運営には関わっていない。パフォーマンスでいろいろ言うのは好ましくない」と不快感を示しました。
さらに総理大臣経験者やベテラン議員を中心に、「選挙に強い議員を排除できる訳がない」などという反発も出ていて、今後、党改革を巡る論議が活発になることが予想されます。
それでも筋を通す、その形跡すらをも残せないその無様な有り様は、はっきりいって「政治家としてどうよ?(´・ω・`)」と私は思わざるを得ません。色んな意味で、私的には衝撃的でした。結局、基本的には氏もあちら側である事の、これはその証左であるのかもしれません。ま、それでも、私的に一番マシであるのは、過去の経緯からも氏である事に変わりはないのですけどね(遠い目)。
念のため書きますと、不信任自体に異存があるわけではなく、優先されるべきその戦略目標に異存があるわけです。第一に優先されるべきは被災者らへの一刻も早い救済であり、その他の事はすべて二の次であるわけで、小沢被告が裁判で不利な状況に変化はなく、追い詰められている度合いからすれば、明らかにリアルに瀬戸際にあるのは小沢被告とその一派であるわけで、先のエントリー更新後に執行部が被災地の現場を見てる以上、本来、政治家であるのであれば、憲政の王道への回帰を望むべきでした。
「神輿は軽くてパーが良い」
小沢被告の言葉であるのですが、それゆえに、という事であるのでしょう(溜め息)。実刑4年に、残り2年。大切な仕込みのこの時期に、彼らはいったい何をしているにゃら………にゃら? ………ま、凡愚な外道の目には、現実がこう見えるわけです(笑)。ではm(__)m。