鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

それゆえに6

 谷垣自民党執行部がその迷走を深める中、鳩山政権もまた、同じようにその迷走を深めていますが、それでも、現在の自民党執行部とは違って、支持回復に向けてのある程度の道筋の共通の認識とコンセンサスたるその合意が形成されつつある分…ま、しょせんは五十歩百歩なんですけど(笑)…まとまりがあり、自民党に比べれば、比較的落ち着いて国会運営に望んでいるように見えます。

 ………ま、谷垣自民党執行部は党内左派主流ですから、つまりは、現在の政権与党同様の


政治のための金と権力


ではなく、現在の政権与党の連中よりは幾分マシなものの、本来、政治のための手段としての金と権力自体に執着が強く、自然、政治家としてのではなく、政治業者…つまり、いつも私が言うところの


金と権力の狗


としての能力、その手段や方法にこれまで注力してきた分、根本的に、本来政治家としてのその能力、その手段や方法にしてもバランス的に悪くなっており、政治家よりは、政治「屋」としてのその色合いが非常に濃いわけです。

 勿論、以前にも、「腐った自民党を綺麗にするしかない」と書きましたとおりに、その点では党内右派の保守派にしても、自らの利得のみを保守する


違うだろ!ヽ(`Д´)ノ


が多く存在していたのは確かで、結局、その多くは先の衆議院選挙で処理された形となりました。政治家としてのその力のバランスが偏りすぎていた、或いは、そもそも根本的に足りない方々の多くが振るい落とされたわけです。ま、そういいきってしまうとちょっと厳しい気もしますが、それでも、政治が奇麗事だけではすまないものである以上、これは致し方のない現実であるでしょう。当時の自民党全体として、衆議院選挙に負けることを選択した以上は、シンプルに弱肉強食の論理が働いたわけで、勝つ者は勝つべくして残ったわけですね。

 その結果が出た以上は仕方がありません。頭を切り替えて、現状に、その状況、環境に合わせてその戦略、戦術を変化させて対応すべきではあるのですが、自民党が選択したのは、党内左派である谷垣氏でした。勿論、時間がなかっただろう事は私にも簡単に想像できましたが、しかし、であるからこそ、もっと真剣に自民党は現状を分析し、負けた事のその原因を分析すべきでした。その分析自体も、谷垣執行部が自民党にできてから、という辺りが、いわゆる「与党ボケ」といわれるゆえんでしょう。状況がホットである内に対応すべきを後に回した挙句に、出てきたその結果も、「みんな悪かった」という当たり障りのないものでしかありませんでした。ま、その当の本人らがその原因であったわけですから、当然といえば当然ですけどね(笑)。

 タロサ…麻生太郎氏、麻生内閣の支持率低下のその大きな切っ掛け自身は、確かに、タロサ本人に帰結するものです。が、その傷口を広げるだけの、タロサ個人、麻生内閣のみならず、自民党自体の支持率をも低下させ続けたのは、党の危機を前にして、無様なその姿を世に晒し続けた党内左派の一群です。結果、危機を前にして乱れに乱れた自民党は、従来マスコミの政権交代キャンペーンに抗うすべなく破れました。………ま、私的には、タロサ次第で抗う術はあった、と考えてはいますが、それでも孤軍で、敵である従来マスコミや当時の野党らを相手に大将であるタロサひとりを晒した時点で、今思えば、おそらく当時の自民党の命運は決していたのかも知れません。その辺りもまた、先の安倍政権での、そしてその後の福田政権での失敗から、彼らが何一つ学んでいなかったその証左、といえるでしょう。

 自らの足を引っ張るだけの勢力を、文字通り、情け容赦なしに切り捨て、葬り去り続けた小泉元首相以降、安倍、福田、麻生の三氏の政権で、常に、自民党内の左派は各政権の足を引っ張り続けるだけでした。福田内閣にいたっては、党内左派の政権であったにもかかわらず、それを支える事無く…ま、そもそも、そのための能力が根本的に欠けていたのでしょうけど(笑)…早々に見切りをつける有り様でした。目先の党内抗争に明け暮れ、己が保身にのみ汲々とし続けたその結果、ついには、彼らの存在のその拠り所であった自民党は権力の座から追われたわけです。もし、彼らにその現実を直視し、冷静な分析と判断の能力があったとしたならば、普通は大人しくそのなりを潜め、再び、自民党が政権与党のその座に返り咲くまで我慢したでしょう。自民党に権力なき今、彼らに変わる存在である現在の政権与党の存在がそこにあるからです。同じ無能であるならば、せめて権力ぐらいなくてはその存在意義が低いわけですからね。

 本来、政治家としてのその能力や資質に欠けた、政界では弱い立場にあった彼ら、自民党という権力を持った保守政党にいわば寄生し、その保守の足枷であるからこそ彼らのその存在意義があったわけで、自民党が権力の座を追われた以上は、彼らにかつてのような存在意義、その価値を彼らの御主人様は見出せないわけです。せいぜい、現在の政権与党が権力の座を追われたときの保険程度の意義しかありません。その分、同じ


金と権力の狗


に過ぎない国民新党などの方が、よほど、自らのその立場をよく認識理解し、また、自らのその分を充分にわきまえています。現在の左派政権の中で、保守的な足枷となることでその存在意義を高めようとしていますからね。これは、同じ狗にしてもその能力的には、両者にはその実力が雲泥の差がある事を証明しています。郵政関連の利権拡大によってその金と権力、資金と票を集めて力を蓄えるその一方で、適切な経済施策を政府内で提言し、与党内でのその立場を差別化することで確立しつつあります。ま、それでも、しょせんは狗に違いはないのですけどね(溜め息)。

 現在の谷垣自民党執行部を見る限り、彼らのその能力や資質は、国民新党の亀井代表以下である事は確かでしょう。嘘と欺瞞の政権与党と戦うにあたって、彼らと同じく、嘘と欺瞞しかない党内左派が実権を握っても、それは単に、いわゆる「対称戦」であるわけで、であるならば、単純にその数が多く、その上、従来マスコミの全面的なバックアップのある政権与党の方が圧倒的に有利です。質はともかくとして、その量でとにかく圧倒されるのが現状なわけです。その上、自民党の党内左派は、小泉内閣以降の各政権で、これまで足を引っ張る事はあっても役に立つ事はほとんどありませんでした。少なくとも、私の記憶にはないです。自らは何もせず、足だけ引っ張り続けるだけの党内左派の連中に、今さら


みんなでやろうぜ


などといわれても、


はあ?(゚Д゚)(怒)


と黙殺、無視される事は当然でしょう。しょせんは人の集まりですからね。党内の右派、保守派からすれば、彼らに恨みこそあれ、手伝う意志など微塵にも湧いては来ないでしょう。せいぜい己が無能を晒して、己が分をわきまえろ、ぐらいにしか思わないでしょう。

 その意味でも、事実上、当時の麻生内閣、そして自民党に止めを刺したひとりである、あの口だけ正義の弟君を切り捨てる事は、重大な意味と意義を持っています。嘘と欺瞞に特化した政権与党と同じ事をしても、それはしょせん「対称戦」にすぎず、従来マスコミの助けも望めず、また、数の上でも圧倒的に不利な現状では、古来そうであるように「非対称戦」に持ち込まぬ以上はダメでしょう。勿論、量を圧倒するほどの質があるのであるなら、話はまた変わってくるのですが、明らかに、現在の谷垣自民党執行部にそのような質はありません。参謀クラスの国民新党の亀井代表と比較しても、谷垣氏は、私が見るところ、せいぜい現場指揮官程度の能力と資質しかないでしょう。階級でいうならば大尉か中尉がせいぜいで、参謀本部で活躍する佐官にはなれない人材です。同じく、亀井代表も、しょせん大将にはなれない人材ですけどね(笑)。一芸に秀でる人間にありがちな、その徳の低さが目に余ります。将官には、とてもでないですがなれないでしょう。

 苦し紛れに審議拒否に打って出、挙句、何らの結果も出せずに無為に下がってしまった以上は、谷垣氏の人望は今後落ちる一方で、しかも、彼自身にはそれを覆すだけの才気も気概もないように思います。それがあるのなら、審議拒否をやめる前に、あの口だけ正義の弟君を切り捨てていたでしょうからね。数で明らかに劣る方が、一に気兼ねして全体を損ねる、束縛する事を容認していては、勝てる戦いも勝てない以前に、集団の士気すらもいたずらに損ねるだけです。第一、この程度の見識すら持てない時点で、彼はすでに失格です。キズがこれ以上深くならない内に、潔く、自らの身を処すべきでしょうね。ではm(__)m。