鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

それゆえに67

 前回のエントリーを書いた以上、以下の記事には触れないわけには行きません。

首相1年交代、相手にされず=ロシアとの北方領土交渉−前原外相

 前原誠司外相は26日午前、読売テレビの番組に電話で出演し、ロシアとの北方領土返還交渉について「安倍さん(晋三元首相)以降、だいたい1年くらいで首相が代わっている。こんな国とはまともに議論できないなというのが向こう(ロシア)側から透けて見える」と指摘した。その上で、「安定した政治をつくらないと、どっしりした相撲は取れない」と述べ、対ロ交渉に当たっては、日本側が長期安定政権をつくる必要があるとの認識を示した。

 ロシア側が「第2次大戦の結果」を根拠に北方領土の領有権を主張していることに関しては、「先方がいろいろな球を投げてくる。交渉術と言ってもいいかもしれない」と表明。また、「(11日の)日ロ外相会談で、今までの合意、諸原則、文書に基づいて領土問題を議論していこうとはっきり申し上げ、ロシア側から何の反論もなかった」と述べた。 (2011/02/26-11:25)jiji

前原外相「譲歩したら主権守らない国と見られる」 北方領土で決意 2011.2.26 09:50 sankei

 前原誠司外相は26日午前、日本テレビの番組に電話出演し、北方領土問題に関し「少しでも譲歩すると、北方領土だけの問題ではなくなり、すべての領土、領海、領空といった主権を日本は守る意思がないと対外的に見られる」と述べ、国家主権の観点からロシアに四島返還を求め続ける決意を強調した。

 前原氏は「歴史的に見ても国際法的に見ても北方領土は日本の固有の領土だ。この原則だけは絶対曲げてはいけない」と主張。安倍晋三元首相以降、毎年のように首相が交代している状況を挙げ、「こんな国とはまともに議論できない(とロシアが見ていることが)透けて見える。安定した政治を作らないと、どっしりとした相撲は取れない」と語り、菅政権の存続を訴えた。

北方領土交渉、日本の安定政権が必要…前原外相

 前原外相は26日、読売テレビの番組で、北方領土問題について「安倍首相以降、1年ぐらいで首相が代わっている。こんな国とまともに議論できないと(いうロシア側の考えが)透けて見える。安定した政治をつくらないと、どっしりした相撲はとれない」と語った。

 領土問題の進展には、日本側に安定政権が必要だとの考えを示したものだ。そのうえで、「領土問題という譲れない一線があるが、戦略的関係は強めなくてはいけない」とも強調した。(2011年2月26日17時52分 読売新聞)

 何でしょうね、この「僕悪くないもん!」感がアリアリと伝わってくる記事はorz。

 相手にされないのはそもそもアンタだからでは?(´・ω・`) とか思うのですが、確か、彼は安全保障の専門家を自称していた記憶があるのですが、結局彼も、外交や安全保障のその国家的継続を、政権交代するやひっくり返した挙句にかの国々に喰いものにされた民主党の一員であり、また、あの舛添氏と大差ない、他者を貶めて自らを偉く見せようとする程度の人物に過ぎなかった、というその証左でもあるのでしょう。

 私的には、あの小泉政権時代は、それなりに使えそうな気がしたものなのですが、アレは小泉氏と向き合ったゆえの事であったのでしょう。政権交代のその後、歴任した先々で、事態を悪化させるばかりで何ら寄与する事がなく、また、そこに微塵にも反省が見られません。とんだ小者ですね、彼は(´・ω・`)。しょせん民主党議員に過ぎない、という事なのでしょう。まったく、どいつもこいつもorz。

 さて、急に暖かくなったから、というわけではないのでしょうけど、前回の更新から日々、世間が急速に騒がしくなっているのですが、やはり、人々の間に、先の政権交代以降の溜まりに溜まったその鬱憤も手伝っているのでしょう。私の近辺にも、そのとき…解散総選挙が来るのを、待ちきれないほどに舞い上がってしまっている方が思いの外多いですねぇ(溜め息)。

 おかげで最近は、その方々に、懇切丁寧に冷や水を浴びせかけて差し上げるのが日課の日々(´・ω・`)。ま、azuki氏なども早くに指摘していますが、この事態はそう甘くはないですし、なかなか、そう簡単にも行きません。問題は、与野党共に、現在前面に出ている人間そのすべてが、私が良く言うところの「金と権力の狗」ばかりである事ですし(溜め息)、ま、それゆえにこそ、の話でもあるわけです(´・ω・`)。

 日々、彼らが成すその嘘と偽善や欺瞞のその裏側に、深くどす黒く醜い欲を隠しているような、そんな連中ですから、我々、多くの日本国民の隙を常に彼らは狙い、そして執拗にその機会をうかがっています。当然、我々に隙あらば、即座に彼らはいつもの数合わせ…大連立でも何でもして、己が私欲を満たさんとするは必定(´・ω・`)。ま、それが彼らの日常です(溜め息)。

 以前にも書きましたが、今現在がもっとも大事な時期である、と私が考えている事には変わりがありません。しかしそれは、いわば下地作りの仕込みのための大切な時期であって、舞い上がって、激情や熱情のままに溜まった鬱憤を晴らすような、そんな行動を起こすような時期ではない、と私は考えています。舞い上がったままでは、名古屋でのトリプル選のようにミス・リードされるだけですしね(遠い目)。

 前にも書きましたとおり、いったん変化が始まり、それが軌道に乗ってしまえば、それを止める事はおろか、もはやその微修正すらもが非常に困難と成ります。始まってしまえば、現実はやり直しが利かないわけで、であるからこそ、目先を見る事よりも先を見据えた上での行動を今、出来る限りやっておく必要があるわけです。

 その意味で、先の名古屋のトリプル選での河村氏側の圧勝は、今後を探るのには打って付けの出来事といえます。まず、変化を演出しつつ、多くの有権者らをミス・リードし、同時に、その事によって敵を創出、その敵の弱みにつけ込み、また、ミス・リードに対するための充分な対処の時間を敵に与えず、作り上げた敵の劣勢…自らの優位の内に勝負に出る。

 まるで絵に描いたような、選挙上の戦術の見事な積み重ねが生み出した今回の結果であるのですが、その一方で、選挙に勝った事で、その当初の戦略目標は達したと同時に、河村氏は、今後の戦略上の重い十字架…多くの人々をミス・リードしたがゆえの、多くの人々が抱くだろう、今後の現実と人々に抱かせたその大きな期待との乖離による「失望」と向き合わねばならないわけです。

 まず、今回の選挙を単純化すれば、変化を望んだ大多数を河村氏側が取り込み、その反面、既存権益の保護以上に、大多数に変化の希望を打ち出す事のできなかった既存政党の敗北、という図式です。ま、要はその土地柄、決まり切った支持層を頼りに怠けて来た既存政党議員らが、とにかく、今の現状を変える事を求めていた多くの有権者らに、河村氏の案に対抗する代案を、そのしがらみ上や時間的制約からも提示できなかったわけです。

 ま、特定の支持層ばかりに媚びるばかりで、ろくに仕事をしてこなかった事はかの地の多くの人々の知るところ。現に、現実がそうであるのですから「抵抗勢力」のレッテルを貼り付けられた以上、今さらいくら正論を吐こうとも、誰も親身になって彼らの話を聞いてくれなかったわけです。事実、自らの権益は意固地になって守らん、としたわけですから、その上でも、彼らは人々の「信」を失っていたわけですね。

 大多数が現状の変化を求めている以上、彼らも、自らがまず身を切って河村氏と対等になってから、対抗するための変化を打ち出さねばならなかったのですが、結局、数を恃んでの批判と抵抗に終始するに止まり、それは一層、自らに貼り付けられた「抵抗勢力」のそのレッテルを、人々の中で強調するだけに過ぎませんでした。変化の「減税日本」と、守旧の「抵抗勢力」。事実がその通りなのですから、これでは話にもならないわけです。

 その上で、かの定率減税によって、河村氏は従来の自らの支持層の多くを取り込みつつ、また、より多くに実利と変化への期待をミス・リードして選挙に圧勝したわけです。定率減税で議会と対立し、次いで、議員削減や歳費減額と、怠惰に過ごしてきた相手のその弱味を付き、さらに絶対に飲めない条件を提示して自らで対立を煽る。一切の譲歩拒否し、事あるごとに相手の感情を逆なでしつつ逆上…頭に血を昇らせる、その一方、他人の目の前では下手に出る辺りは、さすがに私も「おや?(´・ω・`)」と首を捻りました(笑)。

 まるで別人になったように、以前とは見違えた周到で巧妙な対応だったわけで、これは相当なブレーンが付いたのかと思ってみれば、何の事はなく、すぐにその答えは示されました。

小沢氏 河村市長らと連携確認 2月8日 19時35分 nhk

 民主党の小沢元代表は、出直しの名古屋市長選挙で、辞職後再び立候補して当選した河村市長と、河村氏と連携して愛知県知事選挙で初当選した大村秀章氏と会談し、国政でも減税などの改革が必要になるとして、今後、連携していくことを確認しました。

 小沢元代表と親交のある河村氏は、大村氏とともに、8日夕方、民主党の小沢元代表の国会内の事務所を訪れて当選のあいさつを行い、河村氏が「私は国会議員時代から民主党の嫌われ者でした」と話すと、小沢氏も「私も嫌われ者ですよ」と応じました。

 そして、3人は、今回の選挙戦について意見を交わし、小沢氏は「2人とも選挙は強かったが、民主党の候補者の選び方は、ほかにもやり方があった。仲間を大事にせずに政権運営はできない。今のままだと統一地方選挙は厳しい」と述べ、4月の統一地方選挙は厳しい戦いになるという認識を示しました。

 また、河村・大村の両氏が、「今の民主党政権増税路線にかじを切ったように見えるが、国政でも減税が必要だ」と指摘したのに対し、小沢氏は「国政も根本的に改革を進めなければならず、国の制度を変えられる政権を作る必要がある。私も最後のご奉公をしたい」と述べ、今後、連携していくことを確認しました。

 なるほど納得、そういう事か(´・ω・`) というわけです(笑)。

 仮に河村氏なり大村氏、彼らのブレーンなりが今回の絵図面を描いたのだとしたなら、あの時点での小沢氏…小沢被告との接触は断固阻止したでしょう。今後に確実に響きますからね。それが、実際に面談しての連携の確認という事は、彼ら両人にはそもそもそんな能力はなく、また、それゆえに「どうもお世話にm(__)m」の気分が彼らにあったゆえの事でしょう。当時の小沢氏的に、党内での存在意義を示したかった時期でもありますし。

 結果からいえば、カンカンの菅氏には通用せずに終わり、現在は解散に向けての化けの皮探しに、小沢被告は躍起になっています(笑)。別働隊の原口氏も頑張っていますが、河村氏も、一派の頭目たらん、と化けの皮を求める民主党議員らを取り込む事に熱心ですね(笑)。橋下氏が、小沢被告側と一線を画した事は、氏がそれなりに能力を持っている事のその証左ともいえましょう(遠い目)。私的に、今後の明暗を暗示している気がします(笑)。

 で、「定率減税」という変化のミス・リードなのですが、そもそも、この「定率減税」という政策の採られたのは故小渕総理の時代です。橋下政権時代の「緊縮財政」のその反省から、「財政出動」へと舵を切り直した需要創出…投資拡大政策の下で打ち出されました。民間資金の循環を取り戻すための施策のひとつであり、需要…投資先があれば効果はありますが、その一方で、デフレの脱却が達成されていない「緊縮財政」下の投資先のない状況では充分な効果なく、結局、財務省主導の下でその後取り止められました。

 つまり、選挙前から既存政党の訴えた、「バラマキ」や「借金が増えるだけ」は間違いではないわけです。結局、河村氏の従来支持層…金持ちや公務員といった高額所得者層に、より多くの恩恵を与える…三橋貴明氏いうところのフローからストックへというわけですね。投資先がなく、需要創出とセットで使うべき施策を、選挙で勝つのにバラまくために借金を増やしてまで行おう、というわけです。その効果がゼロとはいいませんが、間違いなく、その多くがストック…貯蓄に回される事は、現在までの我が国の現実がそれを証明しています。

 つまりは、地方公務員などの、四十前には年収六百五十、五十前後には年収七百五十ぐらいを手にし、夫婦共働きなら、確実に年収千万を軽く越える高額所得者らのその貯蓄を大幅に増やし、その一方で、低所得者層ほど恩恵は小さくなって行きますから、消費性向がいくら高かろうともその効果は小さくなりがちとなります。当然、せっかく借金しても、そのリターンたる税収は少なくなり、さらに借金が積み上がって予算が逼迫するわけです。

 それを正直に訴えればよいものの、その土地柄、既存政党らも公務員や労組の支持がある手前、公には口にできなっかたのでしょうね(笑)。ちょっと考えればわかる事なのですが、一時の熱情や激情に浮かされ、時間的余裕を制限されてしまうと、人間、普段見える事も見えなくなってくるその証左といえるでしょう。ま、かの地の事ですから、しょせんは他人事に過ぎない事なのですが、それでも、今後直近に解散があったときにはその参考となるケースではあります。

 ま、どちらにしても狗ばかりが雁首並べている、その一点においてシュチエーション…その状況は酷似します(笑)。何より重要な事は、各々の情報に対するリテラシー…活用能力を高め、「騙される方が悪い」式に何事も疑って掛かる事が基本中の基本です。その上で、azuki氏のいう「最悪の候補者を避ける」…つまり、私が良く言っている「左派には投票しない」を実施する。勿論、右派にも狗はゴロゴロしていますが、まずは、無能と狗しか居ない左派を駆逐し、その上で、右派を分類するが上策………ま、私的に(笑)。

 急がば回れ、といったところなのですが、どうせ、次回参院選まではどこも過半数獲得は難しいでしょう。何より、自民党がボンクラ執行部ですし、彼らはリスクを負わない「負けない戦」に長けていても、リスクを負って戦う「勝つ戦」に極端に不慣れな上に臆病すぎます(溜め息)。負け戦の民主党と、負けない戦の自民党の戦いですから、そこに敗者は居ても勝者は居ないわけです。ならばまず、左派では選挙に勝てないイメージを、彼らに選挙で我々が与え、次いで、保守派の狗と使える議員を分類するべきでしょう。

 次回参院選…或いは同日選までは、狗同士の潰し合いが理想ですが、ま、その間、我々は長い我慢の時を強いられるわけです(溜め息)。その間に、どれだけの下地が作れるか…世論を醸成できるのかが肝となるわけですが、ま、全体の三割を掌握すればその全体に影響力を発揮し得る、と言いますから、思いの外、そう難しい事でもない気がしていますけど(笑)。

 ………ああ、勿論、私程度の凡愚で外道を妄信するは誤り、である事は、すでに皆様よくご存知の事と存じます。毎度のご挨拶も済みましたところで、ではm(__)m。