鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

「女系天皇容認論」の白紙撤回に思う

 さすがに、年も明けて5日になりますと、世の中が正月モードから一気に脱してきますね。いや、まあ、当たり前っちゃあ当たり前のことなのですけども、やはり、我が国も時代の変わり目真っ只中にある昨今ですから、多くの人々が、それぞれの立場や役割で年頭にあたっての所感なり目標なりを、この正月明けという一つの節目に表明したり、目指すべき目標を掲げたりもしますので……いやまあ、何を申し上げたいかといいますと、ただでさえ年頭の上に、更には世界的にも時代の変わり目であることも重なって、もう、ニュースの多いこと多いこと…orz。昼夜逆転の上に、欝で稼働時間の短い私にとってはニュースを追いかけるだけでもう精一杯です(笑)。

 ま、「こういう日もあるさ」ということで、今日のところは発信される数多のニュースの全体的な流れの把握にだけまず努めておこうか、とも、いい加減あまりのニュースの多さにへタレながら思ったのですけれど、ま、中には実にタイムリーな話題もありますし、また、この時期を逃すとそのまま封印、お蔵入りになりかねない話題も結構多々ありますからね。ま、「現安倍政権支持ブロガー」で、いわゆる「反・反日ブロガー」でもあり、また同時に「皇室ファン・ブロガー」である私としては、なかなか見逃せない出来事が満載の4日と5日であったのですけれど、中でも一番に心の琴線にも触れましたのが、あの皇室典範改正問題を巡って、当時の有識者会議の出した「女系天皇容認論」の結論を白紙にもどす方針が決定したことです。

 まあ、あの郵政解散から明けて昨年の1月末ごろ、世の中は耐震偽装問題やBSE問題に防衛施設庁の官製談合問題がやたらとクローズアップされていて、ものの見方によれば、小泉前首相の退陣も十分にあり得るような雰囲気が漂っていた時期であったのですが、私が一番に危惧していた事柄が、あの、実は何もわかっていない名前だけの有識者会議の提出した結論、いわゆる「女系天皇容認論」の皇位継承問題でありました。まあ、旧来の保守層を敵に回すだけでなく、この国の根幹すらも揺るがす深刻な問題であったわけなのですけど、小泉前首相の対面を傷付けず、また、同時に男系皇統をも守る、その具体的方法が容易には見付けれない文字通りの危機的状態であったのですね。が、幸運なというか豪運なことに、2月6日ごろには秋篠宮紀子様悠仁殿下を御懐妊されたことが公表され、小泉前首相は何ら体面に傷を負うことなく、あの有識者会議の結論を無事取り下げることができました。

 ほんと、アレは間違いなく豪運としかいいようがなかったわけなのですけど、こと皇室の抱えていた数々の危機的問題は、あのときの秋篠宮紀子様悠仁殿下ご懐妊の一事をもって、そのこと如くが取りあえず回避されることになったわけなのです。ま、小泉前首相の豪運に、この日本国、日本の皇室の持つ幸運が重なっていたのかも知れませんけど、残念なことに、発言には責任を持たねばならない政府与党のその宿命として、あの「女系天皇容認論」は、いまだ政府与党によって完全には白紙撤回されていなかったわけです。ま、あの当時左派左翼の望んだ、非常に後押しした「女系天皇容認論」であったのですけど、いわば「ハメられた」形の「女系天皇容認論」も今回白紙にされる方針が無事決定しましたから、私的にもやっと一安心の気持ちです。いやあ、良かった、良かった。今後、新たな場を設けて十分な時間をかけながら、ゆっくりと皇室典範の改正、皇位の安定継承問題は話し合われることでしょう。

 参考までに、あの「たかじんのそこまで言って委員会」で、珍しく結論付けられた一つの改正案を提示しておきますと、明治・戦後の皇室典範の三禁則は「女性天皇の禁止」と「皇族養子の禁止」、そして「女性宮家の禁止」の三禁則とされており、また、皇室典範皇位継承の二原則として、男系男子限定の「血脈一系継承」の原則と、長兄長子優先の「家職の世代継承」の原則の二原則があります。以上の三禁則と二原則に加えて、昭和天皇がかつて拒否されましたことで禁則となりました「側室制度の廃止」があるわけです。これら、現在の皇室典範下における禁則と原則を踏まえた上で、皇位の安定継承を目指すために、まず「女性宮家を復活」した上で「皇族養子を復活」させ、現皇室典範にも書かれていますが有名無実化している「皇室会議」を活用することで、いわゆる三権の長のみならず、皇室のご意見も伺うことが適います。

 ま、以上は、日本古代法制文化史を研究している皇室問題の専門家である、京都産業大学教授である所功氏の発案であるのですけれど、皇位の安定継承という命題に加え、この民主主義国家の日本国の実情にも則した非常に優れた案だと思います。もし、次回の有識者会議を新たに招集するにあたっては、ぜひ、本当の専門家である所功氏をそのメンバーに加えていただきたいものです。ま、私如きがいうまでもなく、恐らく、安倍政権はそうすることでしょうけどね(笑)。ではm(__)m。