エー、すっかり、またもや欝で鬱々している間に更新が滞っていましたが、私の個人的な願望に反して胡錦涛は無事訪日しましたねぇ。思っていたほどには反仏は盛り上がることもなく、また、そこから反日に飛び火するようなこともありませんでした。まあ、可能性だけならば、この後反仏、反日が盛り上がる、或いは、チベットに関する自由社会側の報道に端を発する、いわゆる「攘夷」のような排斥運動が盛り上がる可能性もなくはないのですけど、胡錦涛率いる北京閥が火消しを行えるぐらいに事態を掌握している限りは、今後暴発の可能性はオリンピックが近づくにつれて低くなることでしょうね。………つまらない…ゲフンゲフン(笑)。
思いの外かの国では、やたら可燃度が高く凄まじく発火点が低い人民ですが、「共産主義の恐怖」に慣らされた彼らは、お上の意向を読み取ることに長けねば生き残れませんから、ま、良くも悪くも我々よりも数倍場の空気を敏感に読むのでしょうね。何せ、命が掛かっているわけですから、そもそも根本的な真剣さが違うのでしょう。まあ、しょせんは奴隷の哀しい性ですけどね(溜め息)。考え選択するのではなく、「共産主義の恐怖」を根本とした条件反射に近い、長年、精神的にも肉体的にも刷り込まれた文字通り生存本能的行動なのでしょう。豊かになって「幾分そういった側面も多少薄れたか」とも思っていたのですけれど、そこのところは全然変わってはいないようですね(溜め息)。
ま、それはそれとして、先日、共同声明発表と共に共同の記者会見が行われましたが、欝の混沌の中で画面は見ていられないので音声だけ聞いていましたけど………中国語は鬱に良くないことが本当に良くわかりました(笑)…ではなく、その第一印象は「普通」というものでした。取り立てて大きなトピック…話題もなく、可もなく不可もないといった印象でしたね。一応、ガス田では進展がありましたけど、それぐらいです。その詳細は伏せられたままですからね。ビックリするようなものではありません。それは共同声明でも変わりがなく、せいぜい村山談話がなくなったぐらいでしょう。それも何度か読んで気付く程度のことにしか過ぎませんね。勿論、意味は…意義は十分ありますけどね。
まあ、これもそれも、胡錦涛…宗主国様の国内事情に配慮した結果といえるのかも知れません。繰り返しになりますけど、オリンピックが近づくにつれて、かの国では人民の暴発はひとまずオリンピック後に先送りされるでしょうから、胡錦涛にとって不利になる、失脚につながるような可能性の高いものはサミットに先送りしたのでしょうね。………つまらん…ゲフンゲフン(笑)。ま、それだけ、胡錦涛の立場も緊迫しているし宗主国様も緊迫している状態にあったのは、共同記者会見での胡錦涛のどこか憔悴した様子からも、鬱の私ですら読み取れるぐらいにわかりやすかったです。正直、胡錦涛にとっては、この程度の事柄でもヒヤヒヤものの現状なのだったのでしょう。その後の、日を負うごとに余裕が出てきたのにも笑ってしまいましたけどね(笑)。
ビックリできなかったことは残念ですけど、ま、これでフフンもサミットに向けて少なくとも一つは得点が確定したわけですから…細目も決まってもいないのに、こんなこと書くべきではないのでしょうけど…支持率はサミットに向けて回復して行くのではないですかね。しかし、もう少しフフンは「媚中」だ、と思っていたのですけれど、なかなかどうして、立派に我が日本国の首相を｢普通｣に務めていますね。今回は何よりそこにビックリ(笑)。ではm(__)m。
