鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

そして繰り返されること

 今週に入ってからというもの、何か、日々気温が低下しているせいか鬱の具合がよろしくありません。何事に付け、気力が減退したり体のだるさを感じたりするのですが、中でも、脳のスペックが明らかに落ちる事が悩みの種です。記憶するのに、普段より余分な繰り返しの反復が必要だったり、思考の速度が明に落ちたりするので時間がいくらあっても足りないのに、実際の稼働時間が短く、休息が余分に必要となります。ま、そのかわりに、ダラダラと執拗に一つのテーマを長時間にわたって思考できる、という、以前にはなかった面もあるのですけどね(笑)。

 私が鬱に辟易している間にも、世間は西松建設の迂回・偽装献金がらみで騒がしいのですが、私的には、今回の捜査の俎上に上がっているのは基本的に一部特定の勢力…大陸勢力からの浸透を自ら喜んで受け入れ、そして、実際に大陸に関係する利権を保有している連中ばかりですので、別に彼らがどうなろうとも知った事ではありません(笑)。彼らという重石が取れれば、少しはこの国の政界も風通しが良くなろう、という感じなのですが、大陸マンセーなマスコミとしては事情はちょっと違うでしょうね(笑)。

 前回のエントリーを更新してから、ひとつ気になって、NHKがオンライン版で報じた例の証券業界が今年立ち上げるNPO法人に関するニュースが、大手の新聞が報じているのか否かをネットで探ってみたのですが、私が見つけられたのは以下の関連記事ひとつだけでした。

『株や投信の相談、過去最高に 日証協、08年度件数』

nikkei 2009年3月22日

 株式や投資信託など資産運用を巡って、個人投資家から日本証券業協会への問い合わせが急増している。2008年度の苦情・相談件数の合計は2月時点で過去最高を突破。世界的な株安で、金融商品を販売した証券会社や銀行とのトラブルも増えているようだ。

 日証協の証券・あっせん相談センターへの相談件数は、昨年4月から今年2月末までに約7930件に達した。昨年9月の「リーマン・ショック」以降に件数が膨らんでおり、年度ベースで過去最高だった06年度(7451件)を上回った。(07:00)

 ま、ご覧のとおりなのですが、NHKは、一応アリバイ作りのためにこの事実自体をピックアップはしましたが、先に報じた、言葉狩りによる放送法違反を犯したニュースに疑義が生じないよう、その「問い合わせ数」を「苦情」と「相談」に分割し、さらには、その期間を先月からのさかのぼって半年とする加工…ある意図をもっての「編集」しているわけです。しかしそれにしても、日本マスコミというものは権力監視の範疇を超えて、気持ちの悪いぐらいの反政府、反自民、反麻生に統制されていますね(笑)。

 ま、それが故意であるのか否かはひとまず措くとして、いずれにせよ確実な事は、NHKは、明らかに視聴者にはわかりにくい編集と放送を行い、また、放送各社のみならず、大手新聞社の報道においても、情報の受け手でありそれによって政治的な判断をする国民に対して、ありのままの事実の提供…政治的判断を下すためのその適正な機会と権利の提供が行われていなかった、という事です。まったく、これで連中は給料が、しかもかなり高額な給与もらえるのですから笑ってしまいます。

 まるで、どこぞのマスコミもかくやあらん、な感じの見事なまでの報道管制ですが、今回のことでも、やはり、マスコミ業界というものが商売…ビジネスのその基本であるお客様のニーズにそもそも反していることがわかります。ま、そもそも、彼らに、我々国民のニーズなぞを捉える意思があるのか、にすらも私には疑問の余地が多々あるのですけど、この事実は、彼らのニュースに関するそのネタの「拾い出しセンス」と、そして、より理解をうながすためのその「編集スキル」が明らかに低い、もはや話にもならないぐらいの劣悪なレベルであることを如実に物語っています。良くこんな低レベルな企業に、放送免許やらをくれてやっているものです(溜め息)。

 顧客のニーズに明らかに反した商品が売れないことは、競争社会…一般の市場では極当たり前なことなのですけど、彼ら、法によって守られ、その閉じられた市場の寡占化が事実上保証されている上に、記者クラブなどの中で「メモ合わせ」などの談合行為が許されていれば、以前にも書きましたように、馬鹿高いその人件費を維持するために組織自体のダウンサイジングなどを繰り返されていれば、自然、人…記者というものは、努力や苦労の伴うさらなる取材など行わなくなり、また、飛び抜けて優れたスキルをもわざわざ養わなくなり、さらに日々時間に追われることで、徐々に扱う商品そのものも質が劣化の一途をたどるのは自然なことなのです。

 何せ、ネットのその登場と、そして現在の規模までネットが普及するまでは、実際に情報市場は、その意思さえあればいくらでも彼らの思うままであり、彼らを脅かすような声の大きな…つまり設備と組織は他には存在しておらず、まさに、その歪められた民主主義の中で、先の政権交代とその後の失われた十年は引き起こされたものだ、と私は確信しています。つまり、口裏合わせ…談合することによって自分たちを一般の社会から隔絶し、差別化することによって、この現代に中世と同じような階級構造を造り出し、そうすることによって搾取する者とされる者に彼らはこの日本社会を分けてきたわけです。長年それを、我々に気付かれることなく維持してきたことは、いかに彼らが巧妙であったかのその証でしょう。

 ま、ネットのここまでの急速な普及が成された現在、そのネットという設備を使う、不特定多数のネット・ユーザーという彼らの今までのコントロールが及ばない上に、ネットの普及と共に情報の精度を無意識に磨き上げている内に、いつの間にか興味深いニュース・ネタのその「拾い出しセンス」と、より人々の理解を容易にするための「編集スキル」を自然に身に付けてしまったその人々が、彼らのその劣化し、時代の変化に乗り遅れた現在のその哀れな醜い姿を嘲笑い、そして、その腐敗し切った古臭いビジネス・モデルを敵視するようになること、そしてついには、彼らに敵対するために組織的な実力行使に出る事は極当たり前のことなのでしょう。

 ま、実際に多くのネット・ユーザーらがかつて彼らに騙され、そして長年知らない内に搾取され続けてきたことは事実なわけで、今回の『日本の田植え祭』などはある意味で歴史の必然なのかな、とも思います。しかし、その彼ら古臭いビジネス・モデルについて鬱のベールの中でダラダラ考えていますと、BPOが、業界の息のかかった規制圧力のガス抜きのためのダミー機構で全く番組向上には役に立たない事は当然として、それを含んだマスコミ業界全体を、今の今まで所管…監督と指導に規制、行政処分などによって、その健全性を保つ事が総務省のその役割であるわけです。健全なマスコミを育成することは、健全な民主主義を育成するのですからこれは当然ですね。ま、建前では(笑)。

 日本のマスコミのその古臭いビジネス・モデルが、現在まで、その歪んだ存在を総務省に許されてきたということは、つまり思いの外、そのビジネス・モデルを温存することで利益を得て来た、或いは、何らかの利得を上納されて見逃して来た連中が存在している、ということであり、この祭が、この先どれほどの広がりを見せるのかは未だ未知数ではあるのですが、それでも、この祭が契機となって、現在の我が日本国の歪んだ民主主義が正されることは、すなわち、多くの歪んだ社会構造をも同時に正す事につながるわけで、個人的には、東京地方検察庁特捜部のような一罰百戒の劇的な変化を望む気持ちもあるのですが、やはり、ここは民主主義国らしく、その一歩一歩を着実に積み重ねる方が余計な死体も増えず、社会的にも後に歪みを残さないのかも知れません。

 しかし、つい先日、彼らはいずれ取り返しの付かないことをやらかすだろう、とは思っていたのですが、そう書いたときには、もうすでにやらかしてしまった後だったとはさすがに思いもよりませんでした(笑)。ネットに監視され記憶されることとは、私が思っていた以上に、その記録の活用の幅と奥行きが拡がる、ということを今回改めて思い知りました。この大きな失点の後、また、NHK放送法違反行為を犯さぬよう配慮しているようですが、ま、いずれその内、同じようなヘマを繰り返してくれるのでしょう。何せ、彼らは、ろくに根拠のない選民意識だけは人一倍持っていますが、その実、その能力的にはほとんどが一般以下の連中ですからね(笑)。競争のない世界に身をおく、ということの恐ろしさを、彼らはこれから思い知るのでしょう。きっと、時間の経過と共に、事態は彼らにとってさらに悪化してゆくことでしょうね(遠い目)。ではm(__)m。