鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

『虐め』自殺予告文書公開の報道を見て

 今回の『虐め』による因果関係を証明するための自殺予告文書を文部科学省、伊吹文部科学大臣が果断に公表に踏み切った事は、私などからしますと、幾重にも評価できる事だ、と考えています。マスコミ、そしてそれらを通じて世論をも動員する事によって、今、危急の問題である『虐め』に対して、この一事を持って教育機関全体に非常な緊張感を生じさせ、教員、校長、教育委員会に至るまで心理的にも隠蔽を行い難くもなるでしょう。万が一、これで自殺者が出た日には、如何ないいわけもごまかしもできません。

 もし、万が一事が起こった場合には、どれほどの非難と蔑視の針のむしろに座らせられるかと思うと、現在教職に携わるものにとってはとても他人事とは思えないでしょう。逆にいうなれば、ここまでしなければ、今回、教育機関が永年虚偽の報告と隠蔽によってとことん悪化させた『虐め』の問題は、一向に解決、或いは沈静化の方向には向かわない、と伊吹大臣は見ているという事でしょう。その冷静な現状分析力と、今回即座に公開に踏み切ったのは…勿論、その差し迫った危機感の表れでもあるのですが、伊吹大臣のその政治家としての今回の政治判断は非常に正しく、また十分に評価できるものだと私は思います。実際、後は公権力、警察介入しかないような、現在の学校はそんな非常事態にあるのです。

 勿論、今回の自殺予告そのものが愉快犯による可能性もゼロではありませんし、今回、このような事態を招いたこの世間のあり様を見て、実際邪な輩が今後愉快犯的行動に及ぶ可能性もハネ上がり、現実に連続して起こる事も確かに十分にあり得る事でしょう。しかし、今回伊吹大臣は、それらのリスクを背負ってでも、現在教育機関が抱える『虐め』問題には教育機関全体が非常な緊張感を持って、一人でも死者を減らせる可能性を一刻も早く上げる事こそが重要である、と判断したわけです。テレビに映る大臣を見ながら、「ああ、漢(おとこ)の見せ場だなぁ〜」と思わず思ってしまう私は、ええ、勿論心を病んでいますとも…orz。

 しかし、今回のこの公開は、実際よくここまで果断に決断したものだ、と思います。安倍首相の今回の内閣人事は、麻生大臣や中川政調会長はともかく、その他は目立ったところのないバランスの取れた実務型だと私自身勝手に思い込んでいましたが、なかなかどうして実際は、実務者としてだけではなく攻撃的な実践者揃いという野党にとっては幾重にも相手にしたくない、そんな、なるべくしてなった人々が揃っている非常に強力な内閣なのかもしれません。だから、野党は国会での個々の論戦を避け、やたらと安倍首相を論戦の的に選んでいるような気が私はしています。

 最近ようやく、個々の分野、委員会に分けられて論戦が演じられてはいますが、どうも、特に民主党辺りは根本的に勉強不足なのか、或いは故意に噛み合わない論戦を張っているのか、その挙句には、みっともない印象操作と勝手に勝利宣言でいつもの仕事した振りに終始している気がします。その他野党も、どうにもこう、おおむね攻めあぐねている事が見え見えな気が私はしています。ま、自然重要と思える防衛関連や教育に目が行くのですが、考えてみれば、この二つは重要な柱の二つでもあるわけですから、簡単に攻めるというか、付け込まれるような人材を登用するはずもありませんね、考えてみれば。

 ま、いずれにせよ、これで少しでも不幸な子供が減る事を私は祈ります。人間、絶望の闇に飲み込まれそうになったときには、ときには逃げる事も許される事だと私は考えていますので、何なら緊急避難的に不登校という選択肢もあるのです。安易に死を選ぶ事だけは、絶対にして欲しくはありません。保護者の方もそうなのですが、現在は、教育機関自体がとことん腐れ果てているのです。そんなところに、安易に子供たちを追い込むようなまねだけは、どうかしないでいただきたい。

 どうにもならない状況、どうにもならないとき、というのも確かにあるのですから、ときには子供たちを避難させねばならないときもあるのです。必要なら、迷わず警察に虐める連中の補導を依頼されても良いでしょう。そして教育機関、特に教育委員会や現場教職関係者のみなさん、『オノレらは、さっさと仕事せえ! いつまでのん気にダラダラ遊んどったら気が済むねん?! いい加減少しはまともに仕事の一つもして見せんかい! この、アフォが!!』っと、いう事で、ではm(__)m。