鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

なぜ、宗主国様なのか

 そういえば、私は中国のことを「宗主国様」と自分で勝手に呼称していますが、念のため申し上げておきますと、何も現在の中国共産党を指しているわけではなく、かつて短い間でしたが師事した、あの偉大な4000年の歴史を徹底的に文化大革命によって断裂させる前の中国を知る老師と、その老師を育んだ文化大革命以前の、日本に多大な影響を与えた中国文化に個人的に敬意を払っているだけのことです。

 勿論、今の中国共産党政権やその影響下にある現在の中国の人々に対しては、「しっかりせいや、4000年の歴史が泣いてるやないか。ええ加減情けのーないんかいな。まったく、宗主国様の名が泣くで、えー、おい?」な感じで、嫌味半分に使っているのですけどね。まったく、かつて老師が危惧したように、やはり現在の宗主国様は雌伏の眠りが余りにも長過ぎて、龍なのか麒麟なのか知りませんけど腐れ果てている気がします。ま、気分的には「腐れ果ててやがる。遅すぎたんだ!」の気分ですね(笑)。

 ここ最近の日本企業が被っているチャイナリスクや、世界番長の空母キティホークの潜水艦による追尾などにしても、現在宗主国様の首魁である胡錦涛が躍起になって行っている親和路線、共益路線の外交姿勢を裏切るような末端でのその動きなどは、間違いなく、あの江沢民が残した反日などに代表される、いわゆる「負の遺産」がいまだ根強く残り続けているその証左といえるでしょう。もっとも、胡錦涛が明確にその路線変更を打ち出せたのがあの「6中全会」でしたから、いくらかの国でも、1・2ヶ月で一気にその末端まで、とは行かないのでしょうけどね。

 胡錦涛としても、今が一番色々と悩ましいところでしょうね。彼の気分的には、文字通り国を挙げて一気に方向転換を図りたいところなのでしょうが、いかんせん、それを成すには余りにも全てがかの国では硬直し切っています。上海閥の根は国中に深く根ざしてますし、人民らも、その多くが余りにも今までのかの国のその在り様、汚職蔓延る棄民捨民で更に愚民政策による極短史眼的な、余りに後先を考えないその刹那的で、更には、非常に卑しい打算的な社会構造に慣れ過ぎて心底から精神的に凝り固まり過ぎています。

 せっかく、アフリカ諸国にODAという飴をばら撒く事によって、世界保健機関のWHOや国際電気通信連合であるITUなどの事務局長選を制しはしましたが、私は恐らく、あの国連次期事務総長たる潘基文元外交通商相と同様に、早晩彼らも退任することとなるだろう、と思っています。笑ってしまうことなのですが、彼らはそもそも法を守る尊法意識が非常に低く、また、権力を一度手にすると、それを自らに都合良く恣意的に運用せずには居られないのです。いや、真面目な話し、本当にそうなのですよ。

 すでに潘君は、それを予感させる発言を幾度も公然と、しかも何ら臆面もなく平然と行っていますし、第一、あの問題の隠蔽体質全開の宗主国様出身の人間が、また今年も宗主国様国内で巻き起こるだろう鳥インフルエンザやSARS(重症急性呼吸器症候群)を、何ら本国からの圧力に屈することなく、いち早く全世界に公表して大々的に対処することなど、できる、とはとても私には思えません。それどころか、本国の指示次第でその他の国々にも、外交的条件によっては恣意的な対応すらしかねないでしょう。それはITUにしてもそうです。

 彼らの感覚では、権力は自らのために使ってこその権力にしか過ぎず、逆に誰にあっても公平である、公正であることには耐えられない精神構造なのです。ITUなどにしても、世界の技術のブラックボックス部分が、ある日突如としてかの国でバンバンコピーされまくる、何て事が現実に起こったり、規制法などの法運用が宗主国様にとって都合良く恣意的に行われたり、なんていうことも十分起こり得るでしょう。彼らが権力を欲するのには、純粋に己が欲のためなのです。そして、自らのために使わぬことには、それは単なる「損」でしかないのです。

 ま、結果的には、ここ最近の流れである、最後はやっぱり日本か、で落ち着くような気が私はしています。いやもう、ひいき目抜きで。損得抜きにして…いえ、長い目で見れば、世界の信頼を勝ち取ることは間違いなく「得」であるのですが、それをヴァカ正直に生真面目に行うことができるのは、この極東アジアにおいては日本人だけでしょう。ま、さすがに国連事務総長だけは、どこか他の国にやってもらわねばなりませんけどね。だって、かの国々とは違い我が国はすでに先進国ですし(笑)。っと、いうことで、ではm(__)m。