鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

「発展の連鎖」を断つアフォ

 私自身は、その番組を見ていないのですけれど、いつもの薄ボンヤリした頭でネットを漂っていますと、今日の犬H…もとい、NHKの日曜討論自民党中川昭一政調会長が、現在の景気回復がいわゆる「足踏み状態」と広くいわれているその要因に、景気の回復で向上した企業の収益が一向に労働者個人への所得に反映されていない、いわゆる「労働分配率」が下がっているということがあり、中川政調会長いわく「個人収入が少ないとの認識を持っている」とし、この状況での法人税減税は時期尚早との見解を示していますね。ま、多額の企業献金を受けているその当の自民党でも、さすがに、日本経済のこの現状には「いい加減にしろよ」と思っているのでしょうね。

 現在、多くの日本企業の実権を握っている、いわゆる「団塊の世代」の連中は、きっと苦々しくその番組を見ていたのかもしれませんが、ま、ちゃんとマスゴミの皆さんは彼らのいい付け通りに「華麗にヌルー」の、勝谷氏の良くいういわゆる「談合共産主義」をヴァカみたいに守っているようですから、ネットでは相変わらずこの手の話はいつものように流れていますが、現実のリアルの方では、巧みにその他の話題を取り上げて一向に日本企業が収益を適正に分配しない、しようともしないこの現状を微塵にも問題視されないように、日々涙ぐましいまでの無駄な努力を重ねているようですね。ま、それが彼らのいう「格差社会」のその象徴のような、その高額給与に反映されるわけですから仕方がないのかも知れませんけどね。

 ネットに関わってからというもの、見たくもないこうした現実を否応なしに見せ付けられるのですよね(溜め息)。「格差社会」だの、「弱者の切り捨て」だのをやたらと声高に叫んでいる連中に限って、「マスゴミ」のようにその最たる象徴というべき存在であったり、そのおこぼれに群がる「マスゴミ」のような輩であったりすることがネットに関わっていると如実にわかったりするので、鬱の私には余り良いことではないのでしょうけど、一度こういった便利なものを手にすると、それをを止めることへの不安もあってなかなか止められないのですよね(溜め息)。ま、逆に考えれば、そのことによって今まで知らなかった現実や世界、真剣にこの日本社会を改革しようとしている人々などを知ったりしているのですから、一概にどうこうはいえないのですけどもね。

 最近話題の「ホワイトカラー・エグゼンプション」についても、勝谷氏なども早速、サイトの日記でまるで中川氏にリンクするように批判しているのですけど、これについても日本経済界は、その本来の目的とはズレた自らに都合良い施策へと変える気満々のようですね。元々は、単純な繰り返しのいわゆる「ルーチン・ワーカー」よりも、より高度で基幹的な「キー・ワーカー」とでもいうべき、企業の中でも企画や計画を担う人々の効率性をより高め、ひいては、社会そのものの効率性を上げることこそがこの施策の主眼であるわけなのですけど、日本でのこの施策は、このままでは新たに「企業奴隷」を創出するだけの悪法となりそうな気がしますね。ま、場当たり的に思いつきだけで好き放題やって、挙句、責任は一切取ろうとはしない「団塊の世代」らしいといえば、確かにらしいのですけどね。

 彼らは既に、いわゆる「偽装請負」などの横行する現在、いわゆる「ルーチン・ワーカー」の「奴隷」化によって多大な企業収益を上げているわけなのですけど、彼らは、それによって失われるもっと重要なものをキッチリ見落としています。そもそも、彼らには「奴隷」化された人間が、新たに何かを仕事の中で創造することが極端に少ない、ということを忘れています。「奴隷」にとっては、自ら仕事を進化させたり効率化する意思と意欲が湧きません。なぜならば、それが自らの生活の向上にはなんら寄与しないからです。せいぜい、自らが置かれた現状の中で最善を尽くすのが関の山でしょう。それであっても、せいぜいそれは「奴隷」全体の内の僅かにしか過ぎません。なぜなら、いくら頑張っても報われないのですから、「奴隷」は思考がより楽をする方へと自然に流されて行くからなのですね。

 彼らは、至極安易に「キー・ワーカー」がそれを解決すると考えているのでしょうが、それが可能であるならば、現在問題となりつつある「技術継承の断裂」や事故やリコールの多発などは起こり得るわけがないはずなのですが、現実は、彼らのその浅はかな考えと余りにかけ離れていますね。一番わかりやすい例を挙げるならば、現在多国籍企業の道をひた走るあの「トヨタ」の現状が如実に動かし難いその現実を物語っています。車の製造販売では世界第一位を目前とし、また、多国籍企業となるべく外国人労働者の雇用と育成に熱心な余り、肝心の基幹となるその日本国内で目に見えてリコールが急増しています。ただでさえ、人材が拡大する海外に向けて流出するのに、国内の日本人労働者を調子乗って「奴隷」化したために、更に輪をかけて国内の「空洞化」が促進してしまっているのですね。一度こうなると、容易には事態は改善しません。

 そもそも彼らは、なぜこの日本がここまで経済発展することができたか、その最たる要因を忘れ去ってしまっています。それはなにかといえば、より多くの人々が現状を真剣に向上させようと、未来に「夢」を持って日々努力していたからに他なりません。物理的に、まず向上心を持って仕事に励む人数の割合が多く、その数多い人々の中で技術が切磋琢磨によって更に研鑽され、また、そのドコまでも泥臭い生真面目な積み重ねによって、更に新たな驚くべき発想によって新たな技術が生み出されるという、この良い意味での繰り返しが延々と営まれて来たからに他なりません。また、その繰り返しの営みが、延々ヴァカ正直に歴史を積み重ねて来た我々日本人に非常に適していたわけで、その相乗効果によって、我が日本国の世界でも余り類を見ない特殊な経済発展があるわけなのですね。

 つまり、彼らはその「発展の連鎖」を、いわゆる「偽装請負」などの「ルーチン・ワーカー」らの「奴隷」化によって、自らの独りよがりな利益のためだけに断ち切ってしまっているのです。現在の日本経済の状況は、確かに数字上は光り輝いては見えていますが、その実情はといえば、ろうそくの明かりが燃え尽きる前に一際明るく輝くように、多くの一般日本人らの犠牲によって光り輝いている光にしか過ぎません。確かに、鬼畜の所業で絞ればまだまだ絞れるのでしょうが、それにしても限界はそう遠いものではありませんし、間違いなく社会的には大きく後退する、いわゆる「スラム化」が進むこととなるでしょう。根本的に頭が悪い連中は、そんな私にすらわかることが微塵も理解できていないのです。ま、2代目やら3代目には良くあることなのですけどね。

 昔からいわれているように、為政者は民衆には「パン」と「サーカス」を与えよ、つまりは「生活の安定」と「夢」を与えてさえいれば、後は大体勝手に民衆は生きて行くのです。しかし、現在自民党の一部の『改革主義者』らはそうなるべく足掻いているのですが、その他大勢の「政治業者」と「一部特定勢力」、また、「夢」を与えるべき助けとなるはずの「マスゴミ」はその足を引っ張ることに血道を上げていますし、それは「生活の安定」を与えるべき助けというか、そのものでもある日本企業の「経営者達」も、目先の欲に目が眩んでいて、自らの足元が覚束なくなっていることにすら気付いていない、そんなアフォな連中が、彼ら『改革主義者』らの足を陰に陽に引っ張り続けているのが今のこの日本社会の現状なのですね。

 うーん……なぜ、私ごときがこんなこと書いているのでしょうね(笑)。うーん、もっと違う話に行くはずだったのですけど、ま、「こういう日もあるさ」ということで、ではm(__)m。