ここ数日、世間はすっかり初夏のように思えるほどの陽気なのですが、私はというと相も変わらず調子が思わしくありません。まあ、欝に睡眠時間の長さが付きまとう事は致し方ないことなのですけれど、それにしてもいい加減、一日の稼働時間がこうも極端に短くなるのには辟易しています。何といいますか、こう、食事と風呂以外はほとんど横になっている、そういっても過言ではない毎日が続いています。食っちゃ寝、食っちゃ寝している合間に買い物したり、ネットを覗いて見たりな完全に引き篭もり状態です。
で、昨日ふと気付いたのですけど、何やら、インドネシアの大学で現在日本語勉強中のサンチ(?)さんとかいう方から、日本における引き篭もりのサンプリングのためか、アンケートの要請をコメントで頂いたわけなのですけど……うーん、まあ、確かに引き篭もりは引き篭もりなわけですけど、私の場合は鬱を患ってのものですし、鬱との折り合いがある程度まで目処が付きさえすれば、完治していなくとも社会復帰する気満々なわけで、恐らくサンチさんお望みのサンプルとしては不適格な………まあ、本音を言えば面倒臭そうなので、ここは華麗にスルーさせて頂きますので悪しからずご容赦のほどをm(__)m。
と、まあ、一応そんな感じの毎日ではあるわけですけど、ちょっと最近ようやく買った漫画などをご紹介。
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まあ、そんな感じの毎日ですので相変わらず読めてはいないのですけどね(笑)。
そんな毎日ではあるのですけど、一応ニュースぐらいは録画して見るようにしているのですが、今日は、あの山口県光市の母子殺害差し戻し控訴審判決公判があったのですね。皆さんもすでにご存知のようにその判決は死刑。しかも、あの異様な弁護団の並べ立てた、聞いているだけで彼らの正気を疑わずにはいられない、おぞましいとさえいえる情状酌量根拠のそのことごとくを、裁判長が判決理由内で却下したことは、今後の法曹界においても画期的といえる判決公判ではないでしょうかね。
勿論、極論をいえば、今後、法の無原則な厳罰化を招く危険も確かにあるにはあるのでしょうけれども、それこそ現在の法曹界を半ば自らで馬鹿にしすぎなような論なような気が私にはしています。要は、杓子定規な判例主義に陥るようなことなく、個別個別の事件、その公判で内容をよく吟味する必要があったにもかかわらず、法曹界全体が決まり切ったルーティンワーク式に、特に少年事件などをこれまでは扱いすぎていたのでしょう。殺人を伴うような凶悪事件については、これまでが被害者や遺族をないがしろにし、その一方で加害者に対して異常に優しすぎだったのが現実ですしね。
亡くなったお二人のご遺族である本村洋さんが、記者会見の中で述べられた言葉ですが「私の妻子と被告の3人の命が奪われることになった。社会にとって明らかに不利益であり、今後、このような凶悪犯罪を生まない社会をどうやってつくって行くか〜」のくだりを聞いたときには、私は、とても感銘を受けました。冷静沈着に、理路整然と、どんな下劣な質問であろうとも淡々と誠実にお応えになるそのお姿には、何といいますか、人はこのような境地にまでたどり着けるのかと、憎しみすらも乗り越えてしまった、でも、まだ人であり続けることのできるその本村さんの強さには、他人事ながら頭が下がるような思いがしました。
まあ、それに引き換え、あの特定のイデオロギーにまみれた無能な上に、死刑廃止論者たちにとってもすでに有害でしかない弁護団は、まあ即日控訴(間違い:上告)は、その職務上仕方がないのかもしれませんけど、いう事なす事どうしてこう人の嫌悪感を誘わずにはおれないのですかね。まあ、これが我々の生きる世界の現実であるわけですから、仕方がないといえばそうなのですけど「それにしてもなぁ〜」と溜め息が出る思いがします。ではm(__)m。