鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

時代を動かす名著

 上橋菜穂子先生著の「神の守り人」を読んでいるのですが、さすがに、一度失敗して鬱が酷くなる境を体感したせいか、それとも、理解を深めるために今回はゆっくりと読み進めているせいか、結構ハマって呼んでいる割に、思っていたほどには鬱は酷くなっていません。


ああ、成長したなぁ、俺(遠い目)


………まあ、それはともかく、今作もまた


素晴らしい!(笑)


の一言に尽きる作品です。

 描写される様々な立場の人々、それぞれの想いや葛藤、そして、それらを背景にした様々な価値観を表現し、今現在、我が日本国には欠けている、世界ではグローバル・スタンダードのその甘さのない考え方といい、それらが、この物語の中でまさに色とりどりに複雑に絡み合う様は、恐らく、児童書というレベルを遥かに超えて、もはや、これは


世界レベルに到達している!


といっても過言ではないでしょう。

 つい最近、英訳で海外でも発売されているらしいですから、そう遠くない未来に、この一連の作品は海外で本格的な実写化されるのかも知れません。充分、その価値がある作品です。

 しかし、繰り返しになりますが、この作品を、未だ頭の柔らかい子供たちが今、自由に読み込める時代であることが、私は、率直にいって「とてもうらやましい」です。もし、この作品が、私たちの子供時代に存在していれば、今現在の日本は、もうちょっとマシな日本社会を形成していたかもしれません。


まさに名作!


 日本人必読の「名著」として、後世に語り継がれるべき作品に数えられるのではないでしょうか。私は、そう思います。ではm(__)m。