鬱で凡愚なド外道のリハビリraki6104’s blog

日々の雑談を、余裕のある時に、できるだけ(´・ω・`)

恐るべき一冊

 すっかり日差しも暖かくなり、鬱の症状も軽くなりつつあるのですが、では、なぜブログを更新しなかったのかというと、月曜日の16日、恒例のクリニックでのカウンセリングの帰り、三橋貴明氏の新著が発売されていたのでそれを買いに本屋によったところ、そのとなりにこの一冊が平積みされていました。

国債を刷れ!「国の借金は税金で返せ」のウソ

国債を刷れ!「国の借金は税金で返せ」のウソ

 三橋貴明氏がご自身のブログで、あとがきで解説されたほどの本であり、必読の名著である旨絶賛されていたこと思い出し、氏の新作の前に「読んでおくか…」ぐらいの軽い気持ちで手に取った一冊でした。


騙される方が悪い


と、以前にもこのブログで書きましたが、その思いを再び強くせずにはいられなくなるほどの、とても強い衝撃…ショックを受けざるを得ない事実の羅列に、思わず圧倒される一冊です。ま、鬱の症状が軽くなったとはいえ、まだまだ従来の調子にはほど遠く、購入から一読するまで二日もかかってしまいましたけどね(笑)。

 ただ、惜しむらくは一点、我が国の公務員のその効率について…つまり、そのコスト・パフォーマンスについては、確か2005年頃の大和総研だったかのレポート内にでて来るような、人件費におけるいわゆる官民格差のその歴然たる証である数値のような、衝撃的な数値データの紹介がなかったことが残念です。確か、当時ですでに民間平均の2倍余りの格差があったはずで、その数値が指し示す現実にとても衝撃を受けたことを今でも覚えています。

 つまり、人件費の官民格差で見る限りにおいて、我が日本国の公務員というものは、民間に比較して倍のコストがかかっている…つまり、それだけコスト・パフォーマンスが劣悪である証であるわけで、現在は、景気の低迷による民間の所得は明らかにダウンサイジング…縮小していますから、官民格差の数値はもっと悪化していることでしょう。それを踏まえているか、いないかでは、読後感にやや違いが出るような気がしました。

 いずれにしても、それはさすがに重箱の隅というか、枝葉末節の些細な事に過ぎず、この一冊が指し示す本筋、大筋には完全に共感できるものでした。この一冊を読まれることによって、恐らく、今まで見えていなかったものが色々とはっきり見えてくる、文字通りの衝撃の一冊である事はもはや間違いありません。絶対推奨の名著です。ぜひ、ご一読をm(__)m。ではm(__)m。